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ラテンベース入門 その23「Danzónのベース その1」

また更新ペースが遅くなってしまっていますが、やる気はありますw
ラテンベースについて、書かれている日本語のweb情報でDanzón(ダンソン)については殆どないに等しかったのでこれを書いていこうと思います。
ちなみにCha-Cha-Chá(チャチャチャ)のベースについて言及されているものも弊サイト以外ほぼ見つけられなかったので是非ご参考に〜!

Danzón(ダンソン)って?

ラテン音楽には様々なリズムスタイルがありますが、Danzón(ダンソン)もその一つ。
19世紀後半に発達したキューバ音楽/ダンスの形式で、ヨーロッパの宮廷舞踏や民族舞踏やコントラダンサ(Contradanza)、ダンサ(Danza)などから発展して作られたものです。
歴史的な経緯は詳しく書かれている本とかたくさんあるので省略します。
こちらを読んでみると詳しく書かれています。

キューバ音楽

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啓代, 八木, 憲司, 吉田

発行青土社

発売日2001/02/01

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ダンソン(danzón)は、ヨーロッパのメロディと
シンキージョ(Cinquillo)、トレシージョ(Tresillo)と称されるアフリカの要素をもったリズムをブレンドしてできあがった音楽です。
シンキージョ(Cinquillo)
トレシージョ(Tresillo)
ダンソン(danzón)はクラーベを元に作られた最初のキューバ音楽のスタイルです。
基本的なパターンはギロ(Guiro)で演奏されます。
2小節パターンでシンキージョ(Cinquillo)に4分音符4つのパターンを加えたバケテオ(Baqueteo)というパターンで構成されています。
バケテオ(Baqueteo)
このバケテオ(Baqueteo)というパターンがギロ(Guiro)とティンバレス(Timbales)で演奏されます。
このスタイルを演奏する際には、チャランガ(Charanga)と言われる楽器編成で演奏されることが一般的です。

チャランガ(Charanga)編成:
リズムセクション(Bass,Timbales,Guiro,弦楽器)
ストリングス(複数のViolinとCello)
フルートで構成される編成です。
1940年代にはこれらに加えて
PianoとCongaが追加された編成となります。

ダンソン(danzón)のベースライン

ダンソン(Danzón) Bass Ex.1
まずこれが伝統的なダンソン(danzón)の基本的なベースパターンです。
前半が2分音符2つ、後半がトレシージョ(Tresillo)のリズムをなぞって演奏されています。
ダンソン(Danzón) Bass Ex.2
パーカッションで刻まれているバケテオ(Baqueteo)のパターンをなぞるような形でもしばし演奏します。
これらのようなパターンを基本に自由に演奏してください。
テーマのメロディに沿ってみたり、カウンターメロディのようなアプローチをとることもしばしあります。
ルートは提示しなければなりませんが、あまりリズムを刻み続けるといようりはチェロのパートを弾いているような感覚が近いかなーと思います。

Danzón(ダンソン)の有名曲とか

ということで、まずはDanzón(ダンソン)の有名曲を聴いて馴染んでみましょう。
この優雅な雰囲気を感じてみてください〜
Almendra
Pare Cochero
Danzon for My Father
Tres Linda Cubanas

Danzón(ダンソン)の曲構成

Danzón(ダンソン)の曲構成について解説していきたいと思います。

①A.パセオ(Paseo)
Danzón(ダンソン)でのイントロのことをパセオ(Paseo)と称します。
大抵は16小節で構成されています。

②B.Fluteによるテーマ演奏
それから、フルートによってテーマのメロディを演奏します。
Parte de(la)flautaとも称されます。

③A.パセオ(Paseo)をもう一度演奏
再びパセオ(Paseo)を演奏します。

④C.Violinによるテーマ演奏
ヴァイオリンのトリオでテーマのメロディを演奏します。
Parte del violínとも称されます。

⑤Ending
エンディングはいくつかお決まりのパターンがありますのでこれらは次の記事にでも紹介したいと思います。
エンディングにパセオ(Paseo)を再びやったり、パセオ(Paseo)とお決まりのエンディングパターンの組み合わせだったりとが考えられます。

ということで、曲のフォームは
ABAC
or
ABACA
というのがクラシカルな初期Danzón(ダンソン)のフォームとなります。

しかし、後期になるとCセクションの後に
モントゥーノ(Montuno)
のセクションが加わってきます。

ここはDanzon de Nuevo Ritmo(ダンソン・デ・ヌエボ・リトモ)と呼ばれる後にマンボ(Mambo)やCha-Cha-Chá(チャチャチャ)へと発展されるセクションとなります。
このセクションでフルートやヴァイオリン、ピアノがアドリブ演奏をします。
このDanzon de Nuevo Ritmo(ダンソン・デ・ヌエボ・リトモ)については次回の記事で解説していきます。
ABEMA

ベースレッスン「指板の把握 その2」

前回の記事では開放弦を基準として推察しやすいポジションを覚えていく方法を例示してみました。
今回はそれとはちょっと違うアプローチで、鍵盤でいうところの白鍵の音を覚えていくという感じでアプローチしていきたいと思います。

指板上の白鍵の音

フィンガーボード上の白鍵の音
とりあえず、上記の音はぱっと把握できるようになりましょう。
鍵盤で言うところの白鍵にあたる音です。
♯の音は1フレット高い方へ、♭の音は1フレット低い方へずらすだけです。
これを覚えるのはひたすらにCメジャー・スケールを音名を歌いながら練習してみるのが良いと思います。
 これでまずは絶対的な音名をまずは覚えてみましょう。

あと上記のフィンガーボード表を見るとわかるのですが、
各弦の5フレット以降の音は、隣の低い(太い)方の弦の開放弦以降の音と同じになっています。
例えば…
A弦の開放弦 A
1フレット Bb/A#
2フレット B
3フレットC
4フレット C#/Db
5フレット D
というのと同じ並びで
D弦の
5フレット A
6フレット Bb/A#
7フレット B
8フレット C
9フレット C#/Db
10フレット D
と同じ音なんです。
こう考えると覚える項目がかなり減りますね。

1オクターブで弾く

C Major Scale 3フレットから1オクターブ
C Major Scaleっていうのは、いわゆるドレミファソラシドです。
ベースというか、弦楽器っていうのは同じ音が複数のポジションにあるのですがどこからでも弾けるようにしたいところです。
まずは一番低いポジションのCからスタートするこちらから。
3弦の3フレットからスタートするCメジャー・スケールです。
C Major Scale 8フレットから1オクターブ
次にこちら。
全く同じ音ですがこれは4弦の8フレットからスタートしています。
よく「どっちで弾いたらいいですか?」
なんて聞かれるのですがどっちでも弾けるようにしてくださいw

2オクターブで弾く

C Major Scale 8フレットから2オクターブ
更に拡張してCメジャー・スケールを2オクターブで弾いてみましょう。
これも他にも色々なポジションで弾けるのですがまずはこれを基準に覚えてみましょう。
上に「人」と書いてあるところは人差し指で押さえます。
1フレット1フィンガーで弾いていき、人差し指で弾いたところでポジションを移動させる感じです。
ここまでまずはCメジャー・スケールを単純に上下するということをやってみました。
この順番を入れ替えたり、なんだりというエクササイズをしていくとより一層指板ともメジャー・スケールとかも仲良くなれますのでこの手のエクササイズについては今後も書いていこうかと思います。

各弦1本ずつでメジャー・スケールを弾く

ここまでは同一ポジションまたは、必要に応じてポジションを移動するような形でCメジャー・スケールを弾いてみました。
今度のエクササイズではそれぞれの弦一つずつ最低音からCメジャー・スケールの音をなぞっていく感じです。
こうすると縦の動きで白鍵の音が把握できてくると思います。
E弦の白鍵の音
A弦の白鍵の音
D弦の白鍵の音
G弦の白鍵の音
という感じで、各弦12フレットまでの白鍵の音を覚えていきましょう〜
ABEMA

ベースレッスン「指板の把握 その1」

これは他の楽器をやっている人からすると信じられないことだと思うのですが…
エレキベースやギターをやっている人の中には、自分が何の音を弾いているかわかっていないという人がかなりの割合でいます。

Tab譜という大変に便利なものがあるので、正直市販のスコアを買ってコピーバンドをやるだけだったらもしかしたらわからないでもいいのかもしれません。
でも、今自分で弾いている音がドなのかレなのかわからないっていう状況。
これってちょっと異常ですw
リズムに合わせて指定された指板を押さえて音を出す。
「音ゲーかよ?」って思われても仕方がないですね…


逆にどういう時に指板上の音程を把握している必要があるのでしょうか?
1.楽譜を読んで弾くとき
2.コードを見てアドリブで演奏しなければいけないとき
どうしてもというのはこの2つくらいかな?
オリジナルの曲をやろうと思ったり、自分でベースラインを構築しなければならないという場面ではどうしたって自分の弾いている音程を認識していく必要があるわけですね。

それ以外でも、自分が弾いている音程を把握することで、音楽的な情報量は格段に増えていきます。
他の楽器とのアンサンブル上のコミュニケーションだったり、
アプローチの発展をさせるためにも最低限必要なこととなります。

しっかりと、指板(フィンガーボード)上でどこにどの音があるのかというのを把握していくというのはベースを演奏する上でやっぱり必要不可欠なことと僕は思います。

ということで、ここからは超初心者向けな内容です。
ラテンベースやブラジル音楽ベースの講座はそこそこ経験者を想定していましたがその手の人は読まなくて大丈夫ですw

指板(フィンガーボード)の覚え方

順を追って少しずつ覚えていきましょう。
今回の記事ではまず開放弦から順番にいくつかのポジションを覚えていきましょう。

鍵盤でドレミファソラシドの音程を見てみる

改めてですが、ドレミファソラシドという言い方をポピュラー音楽ではあまり使いません。 
アメリカ式にアルファベットで
C=ド
D=レ
E=ミ
F=ファ
G=ソ
A=ラ
B=シ
となります。 
1オクターブまでの間に白鍵、黒鍵あわせて全部で12個の鍵盤があります。 
ベースのフィンガーボードは1フレット毎に半音ずつ上がっています。
つまり12フレットで1オクターブとなるわけです。 

開放弦

開放弦
何も押さえない開放弦の音です。
Tab譜上では"0"と表記されます。
太い方の弦からE/A/D/Gとなります。

12フレット上の音程

12フレット
半音12個で1オクターブですから、12フレット上にあるのが
開放弦が1オクターブ高くなった音程です。
太い方の弦からE/A/D/Gとなり、それぞれ開放弦の1オクターブ上となっています。

5フレット上の音程

5フレット
5フレットの音程は、1つ高い(細い)方の弦の開放弦と同じ音程になります。
太い(低い)方から
A/D/G/Cとなります。
 一番高い(細い)弦はこれだと判別できないので新しく1弦(G弦)はCだと新しく覚えましょう!

もう一つこれと絡めて覚えたい位置関係。
同じフレットでは、1つ高い(細い)方の弦との間にはプラス5フレット分の音程差があるということです。

ということで、高い(細い)方の弦からマイナス5フレットすると同じ音程が発見できます。
逆に低い(太い)方の弦へプラス5フレットしても同じ音程が発見できます。

10フレット上の音程

10フレット
先程の位置関係を元に探ると5フレットの音にプラス5フレットした10フレットの音程がわかります。
「3弦の5フレットのDの音」+「5フレット」で「隣の低い弦」=「4弦の10FもDの音」
となります。
同様に探っていくと…
太い(低い)方から
 D/G/C/F
となります。

一番高い(細い)弦はこれだと判別できないので新しく
1弦(G弦)の12フレットはF
と新しく覚えましょう!

7フレット上の音程

7フレット
7フレット上には1つ低い(太い)弦の開放弦のオクターブ上の音程があります。
低い(太い)弦から
B/E/A/D
となります。
4弦(E弦)の7フレットはB
と新しく覚えましょう。

オクターブの位置関係

オクターブ
フィンガーボード上の位置関係で音程を把握してみましょう。
2つ高い(細い)弦の2F上に1オクターブ上の同じ音程があります。

3フレット上の音程

3フレット
先程のオクターブの法則から
4弦の3フレット=G
3弦の3フレット=C

というのが把握できます。

新しく
2弦の3フレット=F
1弦の3フレット=A#/Bb
を覚えましょう。

A#/Bbは同じ音なのですが違う言い方をそれぞれにされます。
これを「異名同音」といいます。
ということで、ここでひとまず記事を終えます。
まずはポジションマークから推察しやすいこれらのポジションを目安として覚えていきましょう。
しばらくこういった記事を書いていきたいと思います。
ABEMA

レッスン内容色々

ちょっと熱心にラテンやブラジル音楽のベースの記事を書いてしまったせいなのでしょう。

レッスンのお問い合わせ時に
「ラテンはちょっとあまり聞いたことがないのですが違うジャンルのものでも大丈夫でしょうか…?」
的なご連絡を頂くことが増えました(笑)

勿論、ラテン以外大歓迎。
むしろ、そういうのしか教えておりません。
(ラテン習いたいって方がいらっしゃれば勿論承りますけどw)


これはちょっとヤバいな…
ということで、一般的な生徒さんたちにレクチャーしている内容も少し書いていこうかと思います。 
基本的にどんなことをやっているかというと
完全な初心者の場合には曲をある程度やっていくことを課題としていますが、
中級者以上の方の場合にはその手のものはご自身でやっていくようにして、
下記のようなものを習得するためのエクササイズを重点的にやっています。

・フィンガーボードの把握
(絶対的な音程の把握、インターバルの把握)
・メジャー/マイナースケール3種類/その他
・コードトーンの把握
・各種リズムトレーニング
・各ジャンルの代表的なスタイル
・初見演奏(コード譜での初見、音符共に)
・アドリブ(ベースライン、ソロ)

勿論、ご要望があれば個別にそれらに対応致しますが何もなければこれらを僕から提示してやっています。
今後、これも遅々とした更新になると思いますがどんなレッスンをしているか少しずつ紹介してみたいと思います。

ラテン、ブラジリアンに続きベース一般の教則Blogというように風呂敷を広げてしまいなかなかに更新が追いつくのかというところではありますけれども…。
新しく会った非ラテンミュージシャンにBlog見てましたなんて言われることが増えていましてちょっとやる気が出ていますwww
下記のページで随時記事を追加していこうと思っています。
僕がもう少しイケメンイケボだったらYouTuber的なことをやろうかなーとも思うところなのですが。
このスタイルが僕には合っているのかなーと思います。
ABEMA

ラテンベース入門 記事一覧

その1「はじめに」

その2 「ラテンって何?」

その3「ラテンベースの教則本」※3番人気の記事です

その4「リズムの取り方」

その5「クラーベ」

その6「シンコペイトしないトゥンバオ」※5番人気の記事です

その7「ラテンベースの大半はこれ」

その8「トゥンバオとクラーベ」※1番人気の記事です

その9「クラーベに基づいたフレージング」

その10「サルサの曲構成」※4番人気の記事です

その11「クラーベとコード進行」

その12「クラーベを反転させる」

その13「Cha-Cha-Cháのベース基本編」

その14「Cha-Cha-Cháのベース発展形その1」

その15「Cha-Cha-Cháのベース発展形その2」

その16「6/8のクラーベについて その1」

その17「6/8のクラーベについて その2」

その18「Afro〜6/8拍子(ハチロク)のベース その1」

その19「Afro〜6/8拍子(ハチロク)のベース その2」

その20「ちょっとややこしい進行の時の対処法」

その21「トゥンバオの訛り その1」

その22「トゥンバオの訛り その2」

その23「Danzónのベース その1」

その24「Danzónのベース その2」

その25「ラテンベースの教則本 その2 Timbaとか最近のもの」

その26「トゥンバオがどうしても弾けない人向けの練習」

その27「Boleroのベース」

その28「パーム・ミュート奏法(PALM MUTE)」※2番人気の記事です

その29「Ian Stewartのレッスン動画紹介(Timba Bass)」

その30「ラテン音楽を学ぶための本色々」

その31「Son(ソン)のベース」

その32「Son Montuno(ソン・モントゥーノ)のベース」

その33「Guaracha(ワラチャ)のベース」

その34「Guaracha(ワラチャ)のベースの発展」

その35「クラーベに左右されないTumbao〜4パターン×4バリエーションに分類 その1 USP Unanticipated-Single-Ponche」

その36「クラーベに左右されないTumbao〜4パターン×4バリエーションに分類 その2 UDP〜Unanticipated Double-Ponche」

その37「クラーベに左右されないTumbao〜4パターン×4バリエーションに分類 その3 ASP〜Anticipated Single-Ponche」

その38「クラーベに左右されないTumbao〜4パターン×4バリエーションに分類 その4 ADP〜Anticipated Double-Ponche」

その39「Clave Neutralの全パターンまとめ」

【Pick Up Maestro】 Vol.1 Israel Lopez"Cachao"

【Pick Up Maestro】Vol.2 Al McKibbon
番外編「ラテンセッションの譜面」

単発レッスンについて「トゥンバオを弾けるようになろう講座」
ABEMA