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ベースレッスン「マイナー・トライアドの転回形」

メジャー・トライアドの転回形と同様に解説していきます。
Cマイナー・トライアドの転回形は下記のようになります。

基本形

基本形は…
最低音がコードのRootでそれに短3度上、完全5度の上が重なります。

第1転回形

第1転回形は…
最低音がコードの短3度の音で、その上に完全5度の音、さらにその上にオクターブ上げたRootが重なります。

第2転回形

第2転回形は…
最低音がコードの完全5度の音、その上にRoot、さらにその上にオクターブ上げた短3度の音が重なります。

転回形で弾いてみよう

基本形

まずはCm△の基本形です。
これについてはこちらの記事でもさらに解説もしているのでご参考にして下さい。

第1転回形

Cm△の第1転回形です。
最初に6フレットのE♭音=短3度の音を中指で押さえてスタートさせるとよいでしょう。

第2転回形

Cm△の第2転回形です。
3フレットのG音=完全5度の音を人差し指で押さえてスタートするとよいです。

第1転回形を12keyで弾いてみよう

メジャートライアドのものと同様ですが、1オクターブずつ各Keyで第1転回形のマイナー・トライアドを弾いていきます。
運指などはTAB譜の譜例にとらわれずに弾いてください。

第2転回形を12keyで弾いてみよう

1オクターブずつ各Keyで第2転回形のマイナー・トライアドを弾いていきます。
運指などはTAB譜の譜例にとらわれずに弾いてください。

ということで、各Keyでのマイナー・トライアドの転回形を書いてみました。
メジャー・トライアドと同様にコードネームをみて即座に基本形、第1転回形、第2転回形と弾けるようにしていきましょう。
ABEMA

ベースを始めるときに最初に買うもの

これからベースを始めようという方のために書いていこうかと思います。
色々と必要なもの、あったら便利なものは切りなくたくさんあります。
とりあえず、最低限必要なもの達です

ベース本体

まずはベース本体ですね。
至極当然ですが、楽器がないと何もできませんからね。
何を買ったらいいか難しいところですが、何かこれという欲しい楽器があるようなら色々と考えず好きな楽器を買うべきと思います。
6弦ベースだろうがフレットレスだろうが、変形ベースだろうが「これ!」と思うならばそれを手にするのが一番です。

が、案外そうではなくて
「どれ買ったらいいかわからない…」
というのが、一番多い声だったりします。
予算にもよるのですがこだわりがなければ下記のような初心者セットみたいので揃えてみちゃってもいいかと思います。
Ibanez ( アイバニーズ ) GSR320-BK + BA108 エレキベース初心者おすすめ9点セット Ibanez ( アイバニーズ )
GSR320-BK + BA108 エレキベース初心者おすすめ9点セット
ベース本体の他の最低限必要なものが揃います。
もうちょっと予算などに余裕があれば本体はJazz Bassタイプのものが無難かと思います。
個人的には下記のSquireやSireのベースがいいんじゃないかなーと思っています。
SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Jazz Bass Race Red エレキベース SQUIER ( スクワイヤ ) / Affinity Jazz Bass Race Red エレキベース Sire ( サイアー ) / V7 4ST Alder Lake Placid Blue 2nd Generation Sire ( サイアー ) / V7 4ST Alder Lake Placid Blue 2nd Generation

アンプなど

エレキベースは本体だけだと音が出ません。
アンプ等に繋いがないと音が出せません。
一応、生音は鳴っているのですが実際にアンプを通して聞こえる音とはだいぶ違ってきますので何らかの形で再生できる機器が必要となります。
BLACKSTAR ( ブラックスター ) / FLY3 BASS Mini Amp ベースアンプ BLACKSTAR ( ブラックスター ) / FLY3 BASS Mini Amp ベースアンプ
「自宅で音をたっぷり出せる…」
という方は、日本だと少数派でしょうから使えそうなのは小型のアンプ。
このアンプがおすすめです。
小型ながら低音もしっかり出てよい感じです。
MP3ライン入力にも対応しているのでスマホなどを接続して、一緒に演奏したりもできます。
MACKIE ( マッキー ) / MIX5 アナログミキサー コンパクト MACKIE ( マッキー ) / MIX5 アナログミキサー コンパクト
アンプ「など」と書いたのは…
自宅でスピーカーを通して音を鳴らすのは難しいという方も多いでしょうから、
アンプを必ずしも買う必要はないかと思います。
ミキサーを買ってこれにつなげてヘッドフォンで練習するといいと思います。
ベース専用のものもあったりしますが、この手の安いミキサーで十分だと思います。
練習以外の用途でも使えますしね。

チューナー

チューナーは必ず手に入れて下さい。
チューニングをする際に必要な機械です。
ベースを弾き始める前には、必ずこれを使って音程を合わせて下さいね。
PLANET WAVES ( プラネットウェイブス ) / NS Micro Headstock Tuner PW-CT-12 PLANET WAVES ( プラネットウェイブス ) / NS Micro Headstock Tuner PW-CT-12
クリップチューナーというヘッドに挟むタイプのチューナーです。
最近はこれが主流ですかね〜
楽器に付けっぱなしにしておけて、シールドなども必要ないので便利です。

シールド

シールドは、ベースをアンプ、エフェクター等の機材へ接続する際に必要なものです。
これで繋がないと音は出ません。
CANARE ( カナレ ) / LC01 CANARE ( カナレ ) / LC01

ストラップ

立って演奏するには楽器を肩にかけるストラップが必要になります。
そして、座って演奏する際にもいつもストラップをつけて演奏するようにした方がフォームが安定して来ると思いますので必ず手に入れましょう。
AIR CELL ( エアーセル ) / ASG70N AIR CELL ( エアーセル ) / ASG70N
どれを使ってもよいのですが、ギターに比べると重量があるので厚手のものを使ったほうがいいと思います。
僕はこれを使っています。

ギタースタンド

ベースを壁に立て掛けたり、床に置いたりするとネックに転倒させて壊しちゃったり、ネックに負担をかけてしまうことになります。
ということで、スタンドを使用しましょう。
K&M ( ケーアンドエム ) / 17590 WAVE 20 ギタースタンド K&M ( ケーアンドエム ) / 17590 WAVE 20 ギタースタンド PLAYTECH ( プレイテック ) / GS1BK ギタースタンド PLAYTECH ( プレイテック ) / GS1BK ギタースタンド

メトロノーム

ポピュラー音楽においては、リズムが一番大切です。
いつもメトロノームを聞きながら練習する癖をつけましょう〜
KORG ( コルグ ) / MA-2-BLBK デジタルメトロノーム KORG ( コルグ ) / MA-2-BLBK デジタルメトロノーム KORG ( コルグ ) / KDM-3-BK デジタルメトロノーム KORG ( コルグ ) / KDM-3-BK デジタルメトロノーム
色々なメトロノームがありますが、個人的にはKORGのKDM-3がおすすめです。
なぜならクラーベが鳴らせるからwww
あと、別にスマホのアプリとかでも全然よいです。

という感じで、以上最低限必要になるんじゃないかな?
というものをご紹介してみました。
参考になれば幸いです。
ABEMA

ブラジル音楽のベース入門 その6-3「Adriano Giffoniの動画Ritomos Brasileiros:Baião」

Adrino Giffoniが解説しているブラジル音楽の各リズムについての動画の採譜を引き続きしてみました。 
今回はこちらの動画「Ritomos Brasileiros:BaiãoということでBaião(バイヨン)のベースラインです。
0:38〜
基本的なBaiãoのベースラインその1です。
1:13〜
基本的なBaiãoのベースラインその2。
2拍目裏を実音にして、スタッカート気味で弾いています。
1:50〜
よりパーカッシブにしたベースラインです。
ゴーストノートとハンマリング・オンを交えています。
2:28〜
Baiãoのベースラインの元となるザブンバというパーカッションのリズムをベースで演奏。
これに音程をつけたのが、基本的なBaiãoのベースラインとなるわけです。
2:39〜
前述までのゴーストノートとハンマリング・オンにもう少しバリエーションを付けたパターンです。 
ザブンバのパーカッションパターンを踏まえてこれらを弾いてみましょう。

Adriano Giffoniのこのシリーズの採譜も引き続き書いていきたいですが、Baiãoについての解説もちゃんと記事書かないといけませんねー。
また引き続き記事を更新していきたいと思います。
ABEMA

おすすめの教則本【理論系】

実際に僕が参考にしていたり、生徒さんにもおすすめできる教則本などを紹介していこうかと思います。
こちらでは音楽理論系のものを。

ベーシスト向けの音楽理論

理論書というよりはベースに特化して指板上で、コードやスケールをどう展開していくのかというのに趣を置いた内容のものをまずは紹介します。

“ベース・ライン完全攻略”

ベーシスト向けの音楽理論というか、コード、スケールに関してはこれ以上にまとまっているものはちょっと見かけません。
インターバルの説明からはじまり、コード、スケールと丁寧に説明してあり、実践的な練習方法についても書いてあります。
特にベースラインを発展させていきたいとか、ウォーキングベースを弾きたいというような方にはオススメです。
説明は理路整然としているので、ちょっと人によっては取っつきにくいかもしれませんがある程度文章を読み慣れている人には超良書だと思います。

“市ヶ谷低音ゼミナール”

市ヶ谷低音ゼミナール

価格¥1,372

順位60,994位

宮脇 俊郎

Unknownベースマガジン

発行リットーミュージック

発売日1998/12/10

Amazonを開く

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最初に紹介した「ベースライン完全攻略」は少し取っつきにくいし、本当に音楽理論を何もわからないで読むとなかなか読みすすめられないかもしれません。
それに対してこちらは対話形式での文でとっつきやすい内容だと思います。
とりあえず、古い本なので新品がそう出回っていなくAmazonで見ても1万2千円とかちょっと高値になっておりますが中古本も多く出回っていてそちらは千円前後で流通しているようです。

楽典

基本的な音楽理論と楽譜の読み書きに必要な知識とかは楽典でお勉強してください。
レッスンでこれらを教えるっていうのもありなのですが、
ちょっと真面目にやれば小一時間で十分過ぎる程に理解できる内容なので時間がもったいないので自分でやったほうがいいかもです。
これ言っちゃうと何なんですけどこの辺りの内容って…
皆さまあまり覚えていないことが多いのですが、中学生までの義務教育で勉強しているんですよね。
なので大人なら真面目に時間を作って取り組めばわかるはずですw
「楽譜苦手〜!」と敬遠してしまっているだけのことが多いので。

新総合音楽講座Ⅰ楽典

新総合音楽講座 1 楽典

価格¥1,430

順位311,021位

菊池 裕

発行ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス

発売日1997/07/01

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今まで紹介したものはベーシスト向けというものでしたが、こちらは一般的な音楽をやる人向けのいわゆる「楽典」です。
音中、音高なんかへの受験では黄色やつが一番有名ですが、ポピュラー向けの内容がちゃんと記載されているので楽譜の読み方とか、基礎的な音楽理論をしっかりと勉強したい方にはおススメです。

”ドラえもんの音楽おもしろ攻略 楽ふがよめる“

「楽典とか本を真面目に読むのは無理っす…」
という方にはこちら。
小学生向けですし。
ドラえもんの漫画ですし。
わかりやすいはずです。
まあ、僕は読んだことないのですが…
評判はめちゃ良いです。

ジャズ理論

いわゆるバークリーメソッドをお勉強するのにはこれらがおすすめです。
アドリブとかポピュラー音楽の作編曲を行うのには必須です。
もちろんベースラインの構築にもめっちゃ役立ちます。

ジャズセオリーワークショップ ジャズ理論講座

今はなき武蔵野音楽学院で使用されていたJAZZ理論書。
日本語で書かれたバークリーメソッドの本です。
初級編では、楽典的な内容から基礎的なコードの分析方法等を扱っています。
初っ端の切り口の第一章が他の音楽理論書にはない切り口で熱くておれは好きですw
続巻の中上級編がモードやアッパーストラクチャーコード等の解説となっています。
※練習問題の回答が下記のサイトにあります。
http://www.jazztheory.net/
“ジャズ・ハーモーニーを理解するためのヒアリング・ザ・チェンジ”

ジャズ・ハーモニーを理解するための 改訂版 ヒアリング・ザ・チェンジ

価格¥3,630

順位147,617位

Jerry Coker (ジェリー・コーカー), Bob Knapp (ボブ・ナップ), Larry Vincent (ラリー・ヴィンセント)

監修佐藤 研司

翻訳小幡 英司, 井上 智

発行エー・ティー・エヌ

発売日2008/06/21

Amazonを開く

Supported by amazon Product Advertising API

コード進行について理解するには良書です。
ジャズ・スタンダードでの典型的なコード進行を覚えて、曲を聴いただけでそのコード進行を言い当てられるようになろうというコンセプトの本です。
非常に体系的に整理されていて、実践的かつ理解しやすい良本です。

“ザ・ジャズ・セオリー” Mark Levine

マークレヴィン ザ・ジャズ・セオリー

価格¥8,360

順位60,566位

Mark Levine

翻訳愛川 篤人

発行エー・ティ・エヌ

発売日2005/01/14

Amazonを開く

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そして、最後にこちら。
とりあえず、ボリューム満点で尻込みしてしまいますwww
でも結局、ジャズ理論に関しては最終的にこれを読むしかないですw
ジャズを学習する上で非常に役立ち、他の本に書かれていない実践的な事もたくさん書かれています。
どの項目にもレコードで使われた実際の例がついているので、理論を感覚的に捉えやすいです。
プレイヤー視点で書かれている理論書なのでとても参考になります。

ちなみに、ラテンについても結構ボリュームを割いて解説されています。
クラーベとメロディのマッチングのさせかたとか具体的にここまで書かれている本って意外とないかもしれませんね。
という感じで、まずは音楽理論を主とした教則本を一通り紹介してみました。
ABEMA

おすすめの教則本【テクニカル系】