前回の記事では開放弦を基準として推察しやすいポジションを覚えていく方法を例示してみました。 今回はそれとはちょっと違うアプローチで、鍵盤でいうところの白鍵の音を覚えていくという感じでアプローチしていきたいと思います。
指板上の白鍵の音
とりあえず、上記の音はぱっと把握できるようになりましょう。 鍵盤で言うところの白鍵にあたる音です。 ♯の音は1フレット高い方へ、♭の音は1フレット低い方へずらすだけです。 これを覚えるのはひたすらにCメジャー・スケールを音名を歌いながら練習してみるのが良いと思います。 これでまずは絶対的な音名をまずは覚えてみましょう。 あと上記のフィンガーボード表を見るとわかるのですが、 各弦の5フレット以降の音は、隣の低い(太い)方の弦の開放弦以降の音と同じになっています。 例えば… A弦の開放弦 A 1フレット Bb/A# 2フレット B 3フレットC 4フレット C#/Db 5フレット D というのと同じ並びで D弦の 5フレット A 6フレット Bb/A# 7フレット B 8フレット C 9フレット C#/Db 10フレット D と同じ音なんです。 こう考えると覚える項目がかなり減りますね。
1オクターブで弾く
C Major Scaleっていうのは、いわゆるドレミファソラシドです。 ベースというか、弦楽器っていうのは同じ音が複数のポジションにあるのですがどこからでも弾けるようにしたいところです。 まずは一番低いポジションのCからスタートするこちらから。 3弦の3フレットからスタートするCメジャー・スケールです。
次にこちら。 全く同じ音ですがこれは4弦の8フレットからスタートしています。 よく「どっちで弾いたらいいですか?」 なんて聞かれるのですがどっちでも弾けるようにしてくださいw
2オクターブで弾く
更に拡張してCメジャー・スケールを2オクターブで弾いてみましょう。 これも他にも色々なポジションで弾けるのですがまずはこれを基準に覚えてみましょう。 上に「人」と書いてあるところは人差し指で押さえます。 1フレット1フィンガーで弾いていき、人差し指で弾いたところでポジションを移動させる感じです。
ここまでまずはCメジャー・スケールを単純に上下するということをやってみました。 この順番を入れ替えたり、なんだりというエクササイズをしていくとより一層指板ともメジャー・スケールとかも仲良くなれますのでこの手のエクササイズについては今後も書いていこうかと思います。
各弦1本ずつでメジャー・スケールを弾く
ここまでは同一ポジションまたは、必要に応じてポジションを移動するような形でCメジャー・スケールを弾いてみました。 今度のエクササイズではそれぞれの弦一つずつ最低音からCメジャー・スケールの音をなぞっていく感じです。 こうすると縦の動きで白鍵の音が把握できてくると思います。
という感じで、各弦12フレットまでの白鍵の音を覚えていきましょう〜
「ベースレッスン「指板の把握 その2」」への1件のフィードバック