4パターン×4バリエーション=合計16種類のトゥンバオ。 この中で4パターン Tresillo(トレシージョ) Habanera(ハバネラ) Guracha(ワラチャ) Bolero(ボレロ) そして、バリエーションのうちの2つ。 Unanticipated-Single-Ponche Unanticipated-Double-Ponche を紹介してきました。 基本形の「Unanticipated-Single-PoncheのPonche」の部分を変化させたのが 「Unanticipated-Double-Ponche」 というわけですが、 今回は、前半部分の”Unanticipated”→”Anticipated” と変化させたバリエーション Anticipated-Single-Ponche について解説していきます。
Anticipated-Single-Ponche
「Anticipated-Single-Ponch」または「ASP」はUSPの4拍目の音が次の小節の1拍目にタイしています。 このように最後の4拍目の音にタイをでつなげているバリエーションをAnticipatedと称します。 ハーモニックでリズミカルなアンチシペーション(Anticipation,先行音)は、Afro−Cuban音楽の重要な特徴です。 ベースのトゥンバオでのAnticipatedは、他の音楽のベースラインとラテン音楽のベースラインの最もわかりやすい違いであると思います。
Tresillo(ASP)
「Tresillo ASP」は、サルサやキューバ音楽において最も有名なベースラインです。 このリズムを使用して、数えきれない程のトゥンバオが作成されました。 このリズムは多くの人がアフロキューバンベースの演奏の基礎と考えています。
実際のコード上で演奏するとこのようなトゥンバオになります。
下記の音源などでこのトゥンバオが聴けます。
Habanera(ASP)
実際のコード上で演奏するとこのようなトゥンバオになります。
下記の音源などでこのトゥンバオが聴けます。
Guaracha(ASP)
実際のコード上で演奏するとこのようなトゥンバオになります。
下記の音源などでこのトゥンバオが聴けます。
Bolero(ASP)
実際のコード上で演奏するとこのようなトゥンバオになります。
下記の音源などでこのトゥンバオが聴けます。
「Anticipated」のバリエーション1つ目の「Anticipated-Single-Ponche(ASP)」ついて書いていきました。 残す一つのバリエーション「Anticipated-Double-Ponche(ADP)」については次回の記事で解説していきます。
「ラテンベース 入門「クラーベに左右されないTumbao〜Clave Neutral その3 ASP〜Anticipated Single-Ponche」」への1件のフィードバック