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ラテンベース入門「Afro〜6/8拍子(ハチロク)のベース その2」
前回の記事では、Afro 6/8でのベースラインをいくつか紹介してみました。
この記事では、Afro 6/8のバリエーションをひたすらに紹介してきます。
Afro 6/8のベースライン バリエーション
Afro 6/8 Ex.1
Afro 6/8 Ex.2
Afro 6/8 Ex.3
Afro 6/8 Ex.4
Afro 6/8 Ex.5
Afro 6/8 Ex.6
Afro 6/8 Ex.7
Afro 6/8 Ex.8
Afro 6/8 Ex.9
Afro 6/8 Ex.10
Afro 6/8 Ex.11
Afro 6/8 Ex.12
Afro 6/8 Ex.13
Afro 6/8 Ex.14
Afro 6/8 Ex.15
Afro 6/8 Ex.16
Afro 6/8 Ex.17
ということで、ひたすらにAfro 6/8のベースラインを紹介してきました。 これをBembe Claveやクリックに合わせて弾けるようにしましょう。 そして、しっかりと下記の2つのパルスを感じながら弾くようにしましょう。
4/28”Takashi Nakazato Presents Latin Jazz Jam Night”でした。
"Takashi Nakazato Presents Latin Jazz Jam Night Vol.1"
@下北沢Bar Bodeguita
Session Host
中里たかし(Percussion)
島田直道 (Trombone)
すずきあゆみ(Piano)
城戸英行(Bass)
中里さん主催のラテンセッションでした。
セッションの前に、昼間から集まって中里さんのパーカッションスクールの生徒さんたちの練習会もありました。
パエリアのパスタバージョン。
フィデウア(Fideua)っていうらしいめっちゃ美味しかった〜!
これご家庭でもできるものならやってみたいな…
夜のセッションでは管楽器、ピアノ、ベース、パーカッションと色々な方に参加いただき賑わい楽しいセッションとなりました。
参加してくださった皆さんありがとうございます。
そして、中里さんをはじめホストの皆様昼から夜まで長丁場な現場お疲れ様でした〜
これが自分的には平成最後のラテン演奏だったのかなー。
思えばぼちぼちガッチリとラテンをやりはじめて10年ほど…
なかなか満足できるレベルには程遠いですが、
未だにそのころやっていた人達と楽しく演奏できたり、聴いていた人と一緒に演奏する機会があるのはありがたい限りです…。
4/26 越谷Mojo Mojaで”Jazz&Blues Session”でした
2019/4/26
"Jazz&Blues Session"
@越谷Mojo:Moja
Session Host
宇佐美ワタル(Guitar)
小俣貴司(Sax)
伊藤亮(Trumpet)
城戸英行(Bass)
Kazoo大越(Drums)
越谷Mojo:Mojaでのセッションでした。
相変わらず何でもありで、看板に偽りありなJazz&Blues Sessionでしたw
ここでセッションデビューをした参加者たちがきてくれて盛り上げてくれました。
毎回来るたびに上達していっているのが垣間見えて頼もしいですわ〜
今回も楽しくやらせていただきました。
次回は5/24(金)に予定しています。
GW前の金曜日ということで、帰りは酔っ払いに沢山遭遇w
みんな楽しいゴールデンウィークを過ごしてくださいませ。
10連休って凄いよね〜。
自分が会社勤めしている時にこんなのあったら絶対に復帰できなかっただろうという自信がありますw
ラテンベース入門 「Afro〜6/8拍子(ハチロク)のベース その1」
前回まで簡単に6/8拍子のクラーベについて書いてきましたが、 今回はラテンの6/8拍子でのベースラインについて解説していきます。
6/8拍子のグルーヴは、 "Afro 6/8" "Afro-Cuban 6/8" "Ninango" などと称します。 今までの解説でも書いてきましたが、Afro6/8をグルーヴさせるのに大切なのは3つ割りのリズムと2つ割りのリズムを同時に感じるということです。 基本のパルスとなるのは下記のEx.1のリズム。
Ex.1
これにEx.2のリズムを刻むと3と2のリズムが合わさった複合的なリズムとなるわけです。
Ex.2(2つとも同じですが表記を変えているだけです。)
上記譜例のEx.2のリズムをベースでそのままひたすらに弾いているのがこちら。 "Afro Blue" by Mongo Santamaria
パルスはEx.1で感じながら弾いてください。 ちょいちょいジョン・コルトレーンの曲と思われているジャズ系の方に遭遇しますが、モンゴ・サンタマリアの曲ですw イントロ〜テーマのところだけざっと採譜してみました。 アドリブはマイナーブルースです。
PDF:Afro_Blue_bass
気をつけるのはテヌートで弾くことです。 スタッカートになってしまうと違う感じになってしまいます。僕はよくわからない頃、スタッカートで弾いてしまい何回か睨まれ&怒られた経験がありますよ!
6/8 Afroのベースライン
Ex.1のパルスとEx.2を感じつつ、弾いていれば比較的ベースラインは自由にどのように動いても問題ないです が、放りっぱなしも良くないと思うのでいくつかベースラインを示していきます。 いずれのフレーズも2小節(1クラーベ)で一つのパターンとなっています。
Afro 6/8 Ex.1
Ex.1-a
Ex.1-b
Ex.1-c
2小節(1クラーベ)のパターンを3つ。 2小節目だけ変化させています。
Afro 6/8 Ex.2
Ex.2-a
Ex.2-b
こちらAfro 6/8 Ex2も2小節(1クラーベ)のパターンで2つ。 2小節目だけ変化させています。
Afro 6/8 Ex.3
Afro 6/8 Ex.4
Afro 6/8 Ex.5
ということで、Afro 6/8でのベースラインをいくつか紹介してみました。 もう少しバリエーションも紹介していきたいと思うので次回へ続きます。
ラテンベース入門 「6/8のクラーベについて その2」
前回の記事に続き6/8拍子でのクラーベについて解説していきます。 今回は、6/8拍子のクラーベから派生していった他のクラーベの成り立ちについて解説していきます。
6/8クラーベからソン・クラーベへの成り立ち
現在使われているクラーベのパターンは、アフリカの宗教音楽などで使われていたパターンが原型の一つと言えます。
6/8クラーベ(Bembe Clave)
上記の6/8クラーベ(Bembe Clave)から2つ音を省いたパターンがあります。
Ex.1
Ex.1の省略した6/8クラーベのパターンを2/4拍子のパルスの上に置くとEx.2のようになります。
Ex.2
これを2/4拍子化するとEx.3の通りソン・クラーベとなります。
Ex.3
つまりソン・クラーベ(Son Clave)は6/8拍子のクラーベを2/4拍子化したものなのです。 そして、現在では4/4拍子で表記されることが多いためEx.4のようになります。
Ex.4
6/8クラーベからルンバ・クラーベへの成り立ち
ルンバ・クラーベ(Rumba Clave)もソン・クラーベ(Son Clave)と同じ成り立ちとなります。
Ex.5
これも現在は4/4拍子で表記されることが多くEx.6のように書かれます。
Ex.6
以上からソン・クラーベ(Son Clave)とルンバ・クラーベ(Rumba Clave)いずれも6/8クラーベが元となりできたものというわけです。 それぞれのクラーベと6/8拍子との親和性が理解できたと思います。
ということで、6/8クラーベからクラーベの成り立ちを解説してきました。 これを理解することは、4/4拍子でのトゥンバオのグルーヴ感を強力にする為にも重要なコンセプトなのです。 これについてはまた書いていこうと思います。 そして、ようやくですが次こそは6/8拍子でのベースラインについて書いていきたいと思います。
2019年5月のライブスケジュール
5/4(土/祝)
【場所】昭島フォレストイン昭和館ラウンジ「ダコタ」
【時間】演奏Start 19:30/20:30/21:30
【料金】オーダーのみ
【出演】
岡本MARINA真理子(Vocal)
市島美恵子(Trombone)
吉田敦(Piano)
城戸英行(Bass)
星野智子(Conga)
大木悠(Tim)
5/10(金)
「BGM演奏」
【場所】銀座 月光荘サロン月のはなれ
【時間】
演奏 20:00〜/3ステージ程23:00ごろまで
【料金】Music Charge:投げ銭
【メンバー】
Tropicanduo:
鹿島美和(Piano)
城戸英行(Bass)
久しぶりにTropicanduoで月のはなれへ出演!
熱血BGMをお届けします〜
5/19(日)
「JIN Oriental Dance Studio Dance Party Vol.9」
【場所】西日暮里アルハムブラ
【時間】開場 17:00/開演 18:00 終演 20:30
【チケット購入方法】
①ダンサー紹介
ダンサーまたはお客様から以下のフォームにてお席の予約をお願いします。
②一般販売(2,000円)
フォームにてお申し込み後、入金のご案内をいたします。
URL: https://ssl.form-mailer.jp/fms/efcfa710609945
★お席は基本的に予約順になります。開場後決まったお席にご案内をさせて頂きます。
★お店では必ずお食事の注文をお願いいたします。
★許可の無い撮影はご遠慮願います。撮影をご希望の場合はダンサーに許可を得て下さい。
★お子様連れでも結構ですが、ご自身で責任をもってお世話をお願いします。
★基本的にお子様も大人同様にチケットを購入していただきます。ただし、席を使わない、大人が抱っこしていただけるならチケット購入は不要です。
お問合せ:jinbellydance@gmail.com
【出演】
・JIN Oriental Dance Studio dancers
ゲスト
・Mieko Ichiba featuring Los guapos
大橋いさお(Guitar)
城戸英行(Bass)
中里たかし(Percussion)
・伊藤アツ志(パーカッショニスト)
5/24(金)
「Jazz&Blues Session Night」
【場所】越谷Mojo:Moja
【時間】Open 18:30/Start 19:00
【料金】Music Charge:1,000円+(2drink別1,000円)
【ホストメンバー】
宇佐美ワタル(Guitar)
小俣貴司(Sax)
伊藤亮(Trumpet)
城戸英行(Bass)
渋谷賢一(Drums)
※参加型のセッションです。
5/26(日)
「東京ブラスコンコード第31回演奏会」
【場所】上野学園石橋メモリアルホール
【時間】開場 13:30/開演 14:00
【入場料】
1,200円(小・中学生1,000円)
※前売り券については東京ブラスコンコードの事務局までお問い合わせください。
会場のチケット購入ページなどでは取り扱っておりません。
お問い合わせの際には、券種(一般/小・中学生)・枚数も合わせてお知らせください。
【出演】
東京ブラスコンコード
指揮:川端 寛
ゲスト出演:北川記念ロシア民族楽器オーケストラ
ブラスバンドに北川オケのメンバーでゲスト参加してきます。
コントラバスバラライカ!
5/27(月)
「Tropican Trio with Joseph Motte」
【場所】赤坂G’s Bar
【時間】Open 19:00/Start 20:00
【料金】Music Charge 投げ銭+オーダー
【メンバー】
Tropican Trio
鹿島美和(Piano)
城戸英行(Bass)
小林慎(Drums)
Guest:
Joseph Motte/持田城(Trumpet)
ラテンベース入門 「6/8のクラーベについて その1」
クラーベについては以前の記事で簡単に一通り解説しましたが、この記事からは6/8のクラーベについて解説していきます。 これは6/8のベルのパターンと同じもので、ベンベ・クラーベ(Bembe Calve)とも呼ばれます。 まずは記譜方法や他のクラーベとの関係性について書いていきます。
記譜について
このクラーベは6/8の拍子記号、6/4拍子、12/8拍子、3/4拍子、4/4拍子いずれでも書かれることがあります。
6/8拍子のクラーベに合わせながら、様々な拍子記号でパルスに合わせて足を踏む練習をしましょう。 記譜上は違いがありますがいずれも同じリズム&パルスのものです。
他のクラーベともパルスは共通
4/4拍子、6/8拍子いずれのビートでも同じようにパルスを感じるというのがラテン音楽で最も重要な概念の一つとなります。
上記のクラーベはそれぞれ同じパルスを感じながら演奏していることになります。 ソンクラーべとルンバクラーベのパルスの2分音符と、 6/8クラーベのパルスの付点4分音符は同じ固定されたパルスとなっている訳です。 これを利用して6/8拍子と4/4拍子で行き来するようなアレンジ、フレージングも沢山あります。
6/8Afroのグルーヴで前半は演奏していますが、 3:34で3-2Rumba Claveでのキメをきっかけに4/4拍子へと変化しています。 記譜上は拍子が変化していますが、パルスとテンポは6/8の部分と4/4の部分でもあくまで同じまま演奏しています。 動画の3:13〜4/4になって少しまでのベース譜とパルスを記譜してみました。
PDF:Footprints_3_13〜
このように6/8拍子と4/4拍子で行き来したりすることはしばしあります。 また6/8拍子と4/4拍子がポリリズム的に混在することもよくあります。 ラテン音楽を演奏する上では、6/8拍子と4/4拍子をいつでもスイッチできて、いつでも同時に感じていることがキモとなります。
という感じで簡単に6/8拍子の記譜方法、他のクラーベとの関係性について書いてきました。 この後ももう少し6/8クラーベの成り立ちなどを紹介してから6/8拍子のベースラインについて書いていきたいと思います。 結構テーマが大きい部分なのでどこまでどう書くか悩みますね〜。
4/13(金) Trio Cencerrosでした
2019/4/13(土) "Trio Cencerros with きょうこりん&たかりん" @下北沢Bar Bodeguita Trio Cencerros : Yokorin(Vocal) みわりん(Piano) きどりん(Bass) Guest: きょうこりん/石毛杏子(Sax&Flute) たかりん/中里たかし(Percussion) +飛び入り参加 うぃりりん/Willy Calderon(Perussion) うーごりん/Hugo Motta(Piano) あんどれりん/Andres De Cali(Canta) なおりん/島田直道(Trombone) よしのりん/向後克規(Trombone) あゆりん/すずきあゆみ(Percussion)
急遽、Los Angelesで活動中のミュージシャン三人が参加してくれるということになりなんだかわちゃわちゃとwww 日本人のミュージシャンも沢山参加してくれて非常に盛り上がりました! みんなエプロン似合っていたわよ〜 ステージいっぱいで熱気のあるライブになりましたね。 初参加のゲストきょうこりんも良かったです〜 これからも彼女へのラテン洗脳を徐々に進めていこうと思います。
うぃりりんことWilly Calderoは全編参加してくれてw 「Japanese Bolero…!」との説明で津軽海峡冬景色 Rumbaバージョンまでやらせてしまいましたw 海外勢3名はエプロン妙に気に入ってくださり、 終演後もエプロン付けたまま外をウロウロしていましたwww トロンボーンのなおりん&よしのりんも盛り上げてくれましたね〜! お二人ともエプロン似合いますwww 来週あゆみちゃんのリーダーで今日来てくれたメンバーのとセッションやらライブやらがあるのでこちらへもみんな遊びに行ってみてください。 僕も20日のライブには顔出せればな〜と思っています。 次回、Trio Cencerrosのライブはまだ未定ですが、 決まり次第お知らせ致します。 また皆でりんりんしましょう〜。
ラテンベース入門「Cha-cha-cháのベース発展形その2」
前回の記事では、同じリズムフィギアを分割する形で音数を増やすアプローチしてきました。 今回はシンコペイトさせていくリズミカルなアプローチを紹介していきます。 これを分割したり、音を繋げたりで変化させていきます。
Cha-cha-cháのリズミカルな発展形実例
まず前回の基本パターン
Ex.1
これに変化を付けていきます。
Ex.2
Ex.1の3拍目と4拍目をシンコペーションさせます。
Ex.3
Ex.2の1拍目からの付点4分音符を分割しています。
Ex.4
Ex.3の1拍目を更に分割しています。
Ex.5
今度は音を繋げます。 Ex.4の1拍目の8分裏と2拍目の頭の8分頭を繋げました。
Ex.6
Ex.5の2拍目の裏からの4分音符を分割しました。
Ex.7
そしてEx.6の4拍目を繋げました。 結果的に8分音符でシンコペーションしていたものが、 4分音符のシンコペーションとなっています。
前回同様にバリエーションを作っていきました。 これらや前回のベースライン、基礎編でのベースラインを1小節ずつ組み合わせた2小節パターンにして順列組み合わせ的な感じで色々入れ替えてベースラインのアプローチを考えてみましょう。
という感じで、 「Cha-cha-chá(チャチャチャ)のベースの発展形その2」 ということで、ベースラインを紹介してきました。 この他にも色々なアプローチの仕方があると思いますので、 様々な音源などを聴いて参考にしていって下さい!