城戸 英行 のすべての投稿

ベースプレイヤーの城戸英行です。

3/10(日) カリビアンミュージックナイトでした

2019/3/10()
"Caribbean Music Night"

上尾プラスイレブン

小針彩菜(Steel Pan)

山本光恵(Piano)

藤橋万記(Percussion)

城戸英行(Bass)
埼玉でのライブやセッションが続くのでその前に
「翔んで埼玉」を観に行きたかったのですが結局間に合わず。

上尾プラスイレブンでのライブでした。

今回も、
『スティールパンで聴きたい曲11選』”選曲おれ”

といようなライブで恐縮でしたが皆さんにも楽しんでもらえたと思います。

今日はみんなのアドリブもキレててよかったな〜。

特にみっちゃんがキレキレでした。

お客さんの雰囲気もあたたかくてプラスイレブンでのライブは本当に楽しいですね〜
さてさて、そんな感じでメンバーを固定して約1年間ライブをやっていましたがメンバーの諸事情で今回のライブを一区切りにして暫くこのメンバーでのライブはお休みとなります。

(喧嘩したとかではありませんwww)

少しずつサウンドが良くなっていくのがわかる楽しいアンサンブルでのバンド(といっていいでしょう)だったので、暫くは寂しくなりますね〜。

でも、ちょっとまだいつになるのかは何ともわかりませんがそのうち必ずまたやります〜!
今日のセットリスト

1st 

1.Madalena(Ivan Lins)

2.Doralice(Dorival Caymmi)

3.HavanaVieja(藤橋万記)

4.Contigo En La Dista(Cesar Portillo de la Luz)

5.500 Miles High(Chick Corea)



2nd

1.I Love Panyard(小針彩菜)

2.Pipoca(Hermeto Pascoal)

3.Casa Forte(Edu Lobo)

4.Esta Tarde Vi Llover(Armando Manzanero)

5.Yamanote(山本光恵)


En 
My Favorite Things(Richard Rodgers)



3/8(金) 越谷Mojo Mojaセッションでした

2019/3/8(金)
"Jazz&Blues Session"
越谷Mojo Moja
宇佐美ワタル(Guitar)
小俣貴司(Sax)
伊藤亮(Trumpet)
城戸英行(Bass)
渋谷賢一(Drums)


四半期ごとに開催だった越谷Mojo Mojaでのセッション。
なぜだか今年から月一な感じになりました。
今回もJazz StandardからFunk。
Deep Purpleに椎名林檎となんでもござれなセッションでした。

最近、地元の方がボチボチと参加してくれるようになっていい雰囲気になってきました。
ここではじめてセッションを経験してなんて方も多くて、
毎回少しずつセッションに慣れてきている感じも垣間見えたりでそういうのを見ていても楽しいものです。

次回以降も越谷Mojo Mojaでのセッションの予定決まっています。
4/26(金),5/24(金)となっていますのでご予定いただければとー!



ラテンベース入門 クラーベとコード進行

クラーベとコード進行について書いていきます。
クラーベの向きでコード進行も変わってきます。
というべきなのか、
コード進行によってクラーベの向きを変えますなのか。
鶏と卵的な話でどちらが先にくるのかはケースによるのでしょうがw

True Cuban BassやLatin Bass Bookにも記載があるのですが、
コード進行がクラーベを決定する要素にもなります。
トニック(Tonic)から始まるコード進行は2−3です。
モントゥーノでよくでてくるコード進行ですが
Ⅰ−Ⅳ−Ⅴ−Ⅳの場合は一般に2-3
となります。
これが違和感なく思えるのは、
解放感がある2サイドにトニック(Ⅰ△7)が配置され、
緊張感がある3サイドにドミナント(Ⅴ7)が配置されているからと思います。
3サイドの最後の音であるポンチェ(3サイドの4拍目)でもリズムとハーモニーの解決感が一致しています。

ドミナント(Dominant)から始まるコード進行は3−2です。
Ⅴ-Ⅳ-Ⅰ-Ⅳのコード進行は、トニックから始まるものとは逆で一般に3–2になります。
これは2−3のときとは逆で
緊張感のある3サイドでまずドミナント(Ⅴ7)が置かれ
ポンチェ(3サイドの4拍目)にトニックがきてリズムの解決感とハーモニーの解決感が一致。
そして、解放感がある2サイドにトニックを配置いるためクラーベとコード進行が一致している感じがします。

と、ここまで書いてきましたがあくまでコード進行だけで判断するとこうだようという話でして実際はメロディーの動きでも判断してクラーベが逆になってたりというケースもあります。
あくまでこのコード進行だと一般的にはこうなるという話です。

ベーシスト的にはとりあえず、初見でクラーベの向きが謎な時などは最初はベーシックなトゥンバオを弾いておきましょうw
そして、メロディーの流れなどでクラーベが判別できてきたらバリエーションをつけていくようにしましょう。



ABEMA

ラテンベース入門 サルサの曲構成

少しベースの話から離れてサルサの楽曲構成について書いていきたいと思います。
僕自身、ジャズなどのフォームに慣れて演奏していたので始めた当初はラテンの楽曲の構成に戸惑うことばかりでした。
ラテン・ジャズなどを演奏する上でもこれを知っておくと展開が理解しやすいと思います。
テーマ
普通のポピュラー音楽の構成は、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビなどの組み合わせでできていますね。
ジャズなどでいうところのテーマがAメロBメロサビ/洋楽でいうところのヴァース/コーラスとか。
サルサの曲構成もイントロ〜そこまではあまり普通のポップスと変わりません。
とりあえず、ここでは前半部分をテーマとしておきます。
サルサのもとになった少し古い形式のジャンルであるソン(Son) ではここまでのことをギアと呼びます。
テーマが終わった後半からの展開がラテン特有のものとなります。



モントゥーノとトゥンバオ

テーマが終わった後からがいよいよラテン特有の展開となっていきます。 
4〜8小節程度のコード進行で繰り返しのセクションで盛り上がって行く部分です。
この繰り返しのセクションを
”モントゥーノ(Montuno)”
と呼びます。
モントゥーノという言葉を
「ラテン音楽ピアノのパターン」
と認識されていることが多いかと思います。
本来モントゥーノとは曲のセクションの名前です。
このピアノのパターントゥンバオ(Tumbao)といいます。 
以前の記事でも書きましたが、トゥンバオとはピアノ、ベース、コンガによって繰り返し演奏されるリズムパターンのことをいいます。

コロ–カンタ(Coro–Canta)

普通はモントゥーノセクションに入ると、
まずコーラスとボーカルの掛け合い(コール&レスポンス)がスタートします。

このコーラスのことをコロ (Coro)、ボーカルの掛け合いのことをカンタ(Cantata)といい、モントゥーノセクションの中でもこの部分をコローカンタ (Coro-Canta)と称します。
このコロ–カンタのセクションが曲の中で最高に盛り上がる場面となります。

シンプルなコード進行によることがほとんどで、基本的に繰り返し回数は決まっておらず、次の展開に進むまでコーラスと掛け合いながらボーカルは即興で歌い続けます。
この即興の部分をソネオ(Soneo)といい、即興でかっちょよく歌える歌手のことをソネーロ(Sonero)と呼びます。

ここでコーラスと掛け合うのがボーカルではなく管楽器などによるソロの場合はCoro-Solo(コロ-ソロ)といいます。

Mambo(マンボ)

コロ-カンタの後にくる管楽器のリフのセクションをマンボ(Mambo)と呼びます。
(リズムやジャンルで“マンボ(Mambo)“という同じ呼び名のものがあるのですがそれとは別のものです
Mamboはコロ–カンタ部分とコード進行が変化したり、リズムセクションに仕掛けをつけたりすることもあります。

コロ-カンタ2回目

通常はマンボの後にもう一度コロ-カンタが入ります。

エンディング

そして、エンディングでおしまい。
これは曲によって様々です。

以上をまとめて、基本的なよくある構成としては

 前半【イントロ】~【テーマ】

後半【モントゥーノ】
【コロ-カンタ】–【マンボ】–【コロ–カンタ】–【エンディング】

このようにマンボの後はもう一度コロ-カンタに戻ってからエンディングですが、
エンディングにいかず、もう一度マンボ、コロ-カンタを繰り返すこともよくあります。
ピアノや管楽器、打楽器など楽器によるソロがある場合は、コロ-カンタとマンボの間に入ることが多いです。
ただあくまでもよくある基本的な構成ですので、全ての曲がこれに当てはまるというわけではないです。

では、実際の曲でこの構成を確認してみましょう。
※元々貼っていた動画がいつの間にやら非公開になっていたので、
別の動画に差し替えそれに合わせ下記の内容も書き換えてます。
(2021/1/31)
 まずイントロ。  
 0:50〜
 テーマ
 2:05〜
モントゥーノ(Montuno) 
短いマンボ(Mambo)を挟んで
2:21〜
コロ-カンタ(Coro–Canta)
 3:34〜 
マンボ(Mambo)になります。
 3:50〜 
2回目のコロ-カンタ(Coro-Canta) 
 4:22〜 
2回目のマンボ(Mambo)です
 4:37〜
3回目のコロ-カンタ(Coro-Canta)
1,2回目と違うメロディになっています。
 5:01〜
エンディング

もう1曲みてみましょう。

※元々貼っていた動画がいつの間にやら非公開になっていたので、
別の動画に差し替えそれに合わせ下記の内容も書き換えてます。
(2019/5/11)

まずイントロからのテーマです。
どどーんと仕掛けがあってからのモントゥーノ(Montuno)
3:03〜 
コロ-ソロ(Coro-Solo) コーラスとトランペットのソロで掛け合いがあります。
3:28〜
コロ-カンタ(Coro-Canta)
4:59〜
ピアノソロです。
6:43〜 
Conga Soloです。 
僕は最初知らずに本番でがっつりと大失敗をした覚えがあるのですが…。
ジャズの4バース的なのとは違い、
ドラムやパーカションソロの時にピアノやベース、他のパーカッションもソロの時に休んだりしません。 
トゥンバオし続けて下さい。 
7:36〜 
コンガソロが終わりマンボ(Mambo)になります。
8:12〜
マンボ(Mambo)が終わったり2回目のコロ-カンタ(Coro-Canta)になります。
8:47〜
トランペットソロ
9:57〜 
3回めのコロ-カンタ(Coro-Canta)
10:38〜 
エンディング
その他に出てこなかったものとして、以下のものもモントゥーノセクションででてくるやつです。

Mona(モニャ)

2回目以降のコロ-カンタの後に登場する管楽器のリフをMoña(モニャ)と称します。
モニャは1曲の中に複数現れることも珍しくないですし、即興で演奏したりします。
こちらは2小節ないし4小節単位のフレーズを繰り返して、
多くはマンボに比べて、ハーモニーや構成がシンプルでコード進行もコロ-カンタのものをそのまま用います。
このセクションは曲によってあったり、なかったりですがその場のノリで追加されたり、削られたりということもしばしあります。

マンボとモニャの違いについては僕はこんな認識だったのですが、
確証のある出典が確認できなかったのでなんとなくな感じで…。
最近、会う人みんなに「マンボとモニャってどう違うの?」
と聞いてみていたのですがみんな答えが違いましたwww
正解だれか教えて下さい…。

(2019/5/11追記)
「サルサ・フォーラム」という掲示板的なやつでこんな議論がなされているものがありました。
そこでの"mambos vs monas"というスレッドで後半groovetpt氏が音源事例出して違いを説明しています。
ざっと読んでみたところ大体僕の書いた認識で合っていましたw
Bomba Cubano(ボンバ・クバーノ)
このセクションも曲によってあったり、なかったりその場のノリで追加されたり、削られたりという感じです。
どんな感じかっていうと、4:10〜4:30あたりのやつです。
このBomba Cubanoでのベースの奏法についてはまた記事にしたいと思います。
ベースがかっこいいところです!
という感じで、サルサの基本的な曲構成について書いてみました。
モントゥーノ以降はほぼほぼ同じコード進行で、ずーっと同じこと弾いているなんてのもざらなのですが今どういうセクションにいるのかっていうのは常に意識しておきましょう。
他の音楽に比べるとかなり明確にわかりやすくキュー出しとかもします。
同じことやっているだけにどこだかわからなくなりロストしがちなのです…。
そして、結構その場の雰囲気でモントゥーノ以降の構成を変えたりということもしょっちゅうあるので、周りをよく聴き、注意して演奏しましょう〜。



ABEMA

3/4(月)ラテンセッションでした

2019/3/4(月)
”Latin Jam”
関内Megusta
吉田敦(Piano)
城戸英行(Bass)
小林慎(Drums&Percussion)

昨年末以来かな?
久しぶりにメグスタでのラテンセッションホストでした。
いやー、貴重なベーシストまで来てくれたので楽しくやらせてもらいました。
いつもラテンセッションの後は弾きっぱなしでヘトヘトなんですが今日は結構楽ですwww
ラテンの輪がもっと広がっていくと良いですね〜。

ラテンベース入門 クラーベに基づいたフレージング


クラーベの機能

ラテン音楽を演奏する上で大切なのは、
イン・クラーベであり続ける
ということです。
アレンジを構成するリズム/メロディ/ハーモニー全てがクラーベに沿うように展開していきます。

この記事ではハーモニー、メロディについてはおいておいて。
ひとまずリズムについて書いていきたいと思います。

クラーベにリズムを対応させよう

ラテン音楽の各楽器のパターンはクラーベによって形成されています。
ですので、クラーベの種類によってどのようなパターン/フレーズを演奏するかが決定されます。
基本的なルールとしては、
・クラーベの2サイドの小節ではダウンビート(表拍)を強調する。
・クラーベの3サイドの小節ではアップビート(裏拍)を強調する。

わかりやすい2小節のピアノのトゥンバオのパターンを例としてあげてみます。
Ex.1a 2-3クラーベでのピアノのトゥンバオ
まず2-3クラーベでのピアノのトゥンバオのパターン。
2サイドである1小節目は表拍から始まるフレーズで、
3サイドの2小節目は全て裏拍で始まるフレーズになっています。
したがって、このトゥンバオは2-3クラーベに沿ったトゥンバオとなるわけです。
Ex.1b 3-2クラーベでのピアノのトゥンバオ
Ex.1aのパターンを3-2で演奏する場合は、小節を逆さまにして裏拍から始まるフレーズから始めればよいわけです。
リズムスタイルなどによりこのルールから外れるものもありますが、基本的にはこのルールに基づいてフレージングされます。
クラーベに影響されないトゥンバオのパターンもあります。
(ベースでいうと以前の記事のようなパターン)
下記のようなピアノのトゥンバオはクラーベに影響されずに演奏できます。
Ex.2-1(2-3で)
Ex.2-1(3-2で)
Ex.2-2(2-3で)
Ex.2-2(3-2で)
これらはソンなどにおいてトレスなどでよく演奏されるパターンです。
表拍(1,3拍目)を強調しないで、アップビート(2,4拍目)を強調した1小節パターンとなっています。
このように
ダウンビート(表拍)を省略し、シンコペートした1小節のパターンを演奏するのであればクラーベとは衝突しません
まとめ
1.クラーベの2サイドの小節ではダウンビート(表拍)を強調。
2.クラーベの3サイドの小節ではアップビート(裏拍)を強調。
3.ダウンビート(表拍)を省略し、シンコペートした1小節のパターンを演奏するのであればクラーベとは衝突しない。

クラーベに基づくベース・トゥンバオのフレーズ

とりあえず、ここまではピアノトゥンバオを例にクラーベの反転によるフレーズの変化を解説してきました。
ベースラインにおいても同様のルールでフレーズを変化させていきます。
通常のベーストゥンバオではこれらの影響を受けませんが、
トゥンバオを複雑化させていった場合これを注意していく必要があります。
ここで幾つかのクラーベに沿ったトゥンバオをクラーベの向きが正しい例と間違った例を並べてみます。
クラーベに当てはまっているものをイン・クラーベ
クラーベと当てはまらないものをオフ・クラーベ
といいます。
Ex.1
Ex.1 (2-3 in Clave)
Ex.1(3-2 Off Clave)
Ex.1は2小節(1クラーベ)のフレーズです。

上段2-3のトゥンバオがイン・クラーベです。
上段だと2サイドで表拍を強調したフレーズ、3サイドで裏拍を強調したフレーズとなっています。
3サイドのフレーズはクラーベとシンクロしています。
下段の3-2の場合2サイドで裏拍を強調したフレーズになり、
クラーベに当てはまらないフレーズとなっています。
Ex.2
Ex.2(2-3 In Clave)
Ex.2(3-2 Off Clave)
Ex.2はCachaoの有名なフレーズで、4小節(2クラーベ)でできています。
上段2-3のトゥンバオがイン・クラーベです。
こちらもEx.1と同様に上段だと2サイドで表拍を強調したフレーズ、3サイドで裏拍を強調したフレーズとなっています。
3サイドのフレーズはクラーベとシンクロしています。
下段の3-2の場合2サイドで裏拍を強調したフレーズになり、
クラーベに当てはまらないフレーズとなっています。
Ex.3
Ex.3(2-3 Off Clave)
Ex.3(3-2 In Clave)
Ex.3は、2小節(1クラーベ)のフレーズです。
下段3-2のトゥンバオがイン・クラーベです。
上段の2-3の場合、3サイドでの3拍目が裏拍でないと不自然な感じでオフ・クラーベです。
下段の3-2だと2サイドで表拍のフレージングがクラーベと当てはまります。
Ex.4

Ex.4(2-3 Off Clave)

Ex.4(3-2 In Clave)

Ex.4は、4小節(2クラーベ)のフレーズです。
下段3-2のトゥンバオがイン・クラーベです。
上段の2-3の場合、2小節目の3サイドでの3拍目の表拍のフレーズ、3小節目の2サイドでの1拍目が裏拍でのフレーズがオフ・クラーベです。
下段の3-2だと2サイドで表拍のフレージングがクラーベと当てはまります。

ということで、2-3/3-2クラーベでのフレージングについて簡単に書いてきました。
とりあえず、例示したのはソン・クラーベでのフレージングだったのですがルンバ・クラーベになるとまたベースラインもこれによって変わってきます。
これについても今後書いていきたいと思います。



ABEMA

2019年3月のライブスケジュール


3/4(月)
「LATIN SESSION」

【場所】関内Megusta
【時間】Open 19:00/Start 19:30
【料金】Music Charge 2,500円
【ホストメンバー】
吉田敦(Piano)
城戸英行
(Bass)
小林慎(Drums&Percussion)
※参加型のラテンセッションです。

3/8(金)
「Jazz&Blues Session Night」

【場所】越谷Mojo:Moja
【時間】Open 18:30/Start 19:00
【料金】Music Charge:1,000円+(2drink別1,000円)
宇佐美ワタル(Guitar)
小俣貴司(Sax)
伊藤亮(Trumpet)
城戸英行(Bass)
渋谷賢一(Drums)

3/10(日)
「Caribbean Music Night」

【場所】上尾プラスイレブン
【時間】Open 18:30/Start 19:00〜(2Stage/入替えなし)
【料金】Music Charge3,000円+オーダー
【出演】
小針彩菜(Steel Pan)
山本光恵(Piano)
藤橋万記(Percussion)
城戸英行(Bass)

3/18(月)

【場所】銀座 月光荘サロン月のはなれ
【時間】
演奏 20:00〜
ゆるゆると3ステージ程23:00ごろまで
【料金】Music Charge:投げ銭
【メンバー】
かねだまさこ(Piano)
城戸英行
(Bass)

3/22(金)
「Tropicanduo Live」

【場所】武蔵中原Coffee Spot Life
【時間】Start 20:00〜 2Stage
【料金】MC 1,500円(1Drink付き)
【出演】
Tropicanduo:
鹿島美和(piano)
城戸英行(Bass)

3/25(月)
「Latin Jazz Night」

【場所】赤坂G’s Bar
【時間】Open 19:00/Start 20:00
【料金】Music Charge 投げ銭+オーダー
【メンバー】
城戸英行(Bass)
石毛杏子(Sax)
飯島瑠衣(Piano)
加藤克樹(Drums)

3/30(土)
「Nori’s Fnky Jam Session」

【場所】経堂 Love, Peace and Soul Live Cafe
【時間】Open 18:30/Start 19:00
【料金】Music Charge1,500円+1Drink
藤谷典史(Guitar)
本多ゆき恵(Keyboard)
城戸英行(Bass)
宮良直哉(Drums)



いのやんピザジャズでした


 

2019/2/23()
「いのやんのピザジャズ」
@Crawfish赤坂
井上尚彦(Drums)
沢辺クマハ(Piano)
城戸英行(Bass)

今日の参加者はヴォーカリストばかりだったので、みんなのレパートリーをじっくりやってみました〜

このセッションでは「今のもう一回!」とか、
「同じ曲リズムを変えて!」
とかでも全然ありなのでレパートリー少ないボーカリストとかにはとてもいい練習の場になるんじゃないかな〜。

この日も同じ曲をバラード、サンバ、ファンクと変えてみたり。
エンディングを確認してみたりとか大変勉強になったのでは?

僕もジャズの歌伴は普段あまりやらないので楽しませてもらいました。

フレットレスを持っていく時に限って、スラップやってって言われるのはなぜだろう…。

指板が痛むから絶対にやらないのだけどwww



2/15 Nori’s Funky Jam Sessionでした

2019/2/15(金)
「Nori's Funky Jam Session」
@経堂Love, Peace and Soul Live Cafe
藤谷典史(Guitar)
井高 寛朗(Keyboard)
城戸英行(Bass)
合原晋平(Drums)
ちょっと寂しき感じではありましたが、
素晴らしきミュージシャンたちとセッションできて楽しい時間でした。

来月、3/30(土)のセッションにも参加させてもらいます〜

ラテンベース入門「トゥンバオとクラーベ」


基本的なトゥンバオのパターンを紹介しました。
次はラテンの要であるクラーベとベースのトゥンバオの関係性を解説していきたいと思います。

クラーベについて

以前の記事で書いたようにした通りクラーベとはラテン音楽の要となるものです。

クラーベは繰り返し続けられるパターンで、通常曲のスタートから終わりまで変化しないでずっと同じリズムを刻み続けます。

(2-3と3-2が途中急に逆になったりとかはしません!アレンジ上そういう仕掛けもありますがそれについてはまた書いていきます。) 


他のすべてのリズムの土台にある定型のリズムなのですが、

クラーベが実際に演奏されていない状態でもその内側にクラーベが存在しているものとして感じ取ることが重要となります。
ラテン音楽における全てのフレーズはクラーベに沿ったり
クラーベに絡めたりしてフレージングしています。

ベースとの関連性

ベースのトゥンバオはクラーベのパターンを非常に直接的に表現したフレーズとなっています。

まずソン・クラーベとの関係性をみてみましょう。

ソン・クラーベは二つの小節で構成されています。

この音が3つある3サイドのうち、
2拍目の裏のことをボンボ(Bombo)と呼びます。

そして、3サイドの4拍目の音をポンチェ(Ponche)と呼びます。

ベースラインではこのボンボとポンチェにあたる部分を演奏
していくことになる訳です。

ボンボは、リズムをプッシュするようなフィーリングを作り。
ポンチェは、ボンボでプッシュされたストロークを落ち着かせ解決させるようなフィーリングを持っています。


前回の記事で紹介した標準的なトゥンバオは、

ボンボとポンチェを使ったものなので

"ボンボ・ポンチェ・トゥンバオ”

と呼んだりします。
このパターンで演奏する時、
まずトゥンバオのスタートする最初の小節で一拍目を演奏します。

しかし、そこから後は…

ボンボ(2拍目の裏)とポンチェ(4拍目)しか演奏しません!


ポンチェ(4拍目)を弾いたら小節線をタイでまたぎ次の小節のコードを先行して弾いていきます。

1拍目は一切演奏しません。
上記の譜例でわかるように、
トゥンバオは
クラーベの3サイドと譜割りが完全に一致しています。
対して、2サイドはクラーベと同じ拍の部分は演奏しません。
クラーベとトゥンバオの位置関係をしっかり把握しましょう。

クラーベとトゥンバオの位置関係を体感するための練習

リンカーン・ゴーインズの教則DVDの中でこのような練習方法を紹介しています。
動画の18:11辺り参照

足でクラーベを刻みながらトゥンバオを演奏してみましょう。
そうするとトゥンバオとクラーベの位置関係がよく体感できると思います。

クラーベの向きによるトゥンバオの変化について

基本的なトゥンバオは、クラーベの向きがどちらであっても同じものです。

他の楽器は、2小節のパターンで成り立ったフレーズになっているのでクラーベの正しい位置から演奏しなければなりません。

(ピアノモントゥーノ、コンガ、カスカラ、カンパナなどなど)


ということで、ベースは一見クラーベとは無関係なようですが、やはりベースのフレーズもクラーベと関連しているのです。


より複雑なフレーズのトゥンバオを使う場合には、クラーベとの関連性をフレーズで意識する必要があるのです。

感覚的な部分もあるのですが…

一般的には中心となるアクセントがクラーベの位置と揃うようにベースラインを構築させる
ようにしています。
これについてはまた別の記事で詳しく紹介していきたいと思います。



ABEMA