ラテンベース入門 その23「Danzónのベース その1」

また更新ペースが遅くなってしまっていますが、やる気はありますw
ラテンベースについて、書かれている日本語のweb情報でDanzón(ダンソン)については殆どないに等しかったのでこれを書いていこうと思います。
ちなみにCha-Cha-Chá(チャチャチャ)のベースについて言及されているものも弊サイト以外ほぼ見つけられなかったので是非ご参考に〜!

Danzón(ダンソン)って?

ラテン音楽には様々なリズムスタイルがありますが、Danzón(ダンソン)もその一つ。
19世紀後半に発達したキューバ音楽/ダンスの形式で、ヨーロッパの宮廷舞踏や民族舞踏やコントラダンサ(Contradanza)、ダンサ(Danza)などから発展して作られたものです。
歴史的な経緯は詳しく書かれている本とかたくさんあるので省略します。
こちらを読んでみると詳しく書かれています。
ダンソン(danzón)は、ヨーロッパのメロディと
シンキージョ(Cinquillo)、トレシージョ(Tresillo)と称されるアフリカの要素をもったリズムをブレンドしてできあがった音楽です。
シンキージョ(Cinquillo)
トレシージョ(Tresillo)
ダンソン(danzón)はクラーベを元に作られた最初のキューバ音楽のスタイルです。
基本的なパターンはギロ(Guiro)で演奏されます。
2小節パターンでシンキージョ(Cinquillo)に4分音符4つのパターンを加えたバケテオ(Baqueteo)というパターンで構成されています。
バケテオ(Baqueteo)
このバケテオ(Baqueteo)というパターンがギロ(Guiro)とティンバレス(Timbales)で演奏されます。
このスタイルを演奏する際には、チャランガ(Charanga)と言われる楽器編成で演奏されることが一般的です。

チャランガ(Charanga)編成:
リズムセクション(Bass,Timbales,Guiro,弦楽器)
ストリングス(複数のViolinとCello)
フルートで構成される編成です。
1940年代にはこれらに加えて
PianoとCongaが追加された編成となります。

ダンソン(danzón)のベースライン

ダンソン(Danzón) Bass Ex.1
まずこれが伝統的なダンソン(danzón)の基本的なベースパターンです。
前半が2分音符2つ、後半がトレシージョ(Tresillo)のリズムをなぞって演奏されています。
ダンソン(Danzón) Bass Ex.2
パーカッションで刻まれているバケテオ(Baqueteo)のパターンをなぞるような形でもしばし演奏します。
これらのようなパターンを基本に自由に演奏してください。
テーマのメロディに沿ってみたり、カウンターメロディのようなアプローチをとることもしばしあります。
ルートは提示しなければなりませんが、あまりリズムを刻み続けるといようりはチェロのパートを弾いているような感覚が近いかなーと思います。

Danzón(ダンソン)の有名曲とか

ということで、まずはDanzón(ダンソン)の有名曲を聴いて馴染んでみましょう。
この優雅な雰囲気を感じてみてください〜

https://youtu.be/N4HJvRA7Jeg

Pare Cochero
Danzon for My Father
Tres Linda Cubanas

Danzón(ダンソン)の曲構成

Danzón(ダンソン)の曲構成について解説していきたいと思います。

①A.パセオ(Paseo)
Danzón(ダンソン)でのイントロのことをパセオ(Paseo)と称します。
大抵は16小節で構成されています。

②B.Fluteによるテーマ演奏
それから、フルートによってテーマのメロディを演奏します。
Parte de(la)flautaとも称されます。

③A.パセオ(Paseo)をもう一度演奏
再びパセオ(Paseo)を演奏します。

④C.Violinによるテーマ演奏
ヴァイオリンのトリオでテーマのメロディを演奏します。
Parte del violínとも称されます。

⑤Ending
エンディングはいくつかお決まりのパターンがありますのでこれらは次の記事にでも紹介したいと思います。
エンディングにパセオ(Paseo)を再びやったり、パセオ(Paseo)とお決まりのエンディングパターンの組み合わせだったりとが考えられます。

ということで、曲のフォームは
ABAC
or
ABACA
というのがクラシカルな初期Danzón(ダンソン)のフォームとなります。

しかし、後期になるとCセクションの後に
モントゥーノ(Montuno)
のセクションが加わってきます。

ここはDanzon de Nuevo Ritmo(ダンソン・デ・ヌエボ・リトモ)と呼ばれる後にマンボ(Mambo)やCha-Cha-Chá(チャチャチャ)へと発展されるセクションとなります。
このセクションでフルートやヴァイオリン、ピアノがアドリブ演奏をします。
このDanzon de Nuevo Ritmo(ダンソン・デ・ヌエボ・リトモ)については次回の記事で解説していきます。

「ラテンベース入門 その23「Danzónのベース その1」」への2件のフィードバック

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください