4パターン×4バリエーション=合計16種類のトゥンバオ。
いよいよ最後のバリエーション
「Anticipated-Double-Ponche」
について書いていきます。
Anticipated-Double-Ponche(ADP)
「Anticipated-Doube-Ponche」(または「ADP」)
は前回の記事で紹介した
「Anticipated-Single-Ponche」の4拍目を2音に変化させたものになります。
もしくは、Unanticipated-Double-Poncheの4拍目をタイさせたものとも言えます。
このADPは、4拍目の2音がコンガのトゥンバオのパターンにと完全に一致するので最もフィットしていると言えます。
そんなこともあり非常に使い勝手が良いバリエーションです。
Tresillo(ADP)
Tresillo(ADP)のパターンは中心的なパターンに用いても、バリエーションとして用いても非常に耳馴染みがよいパターンです。
実際のコード上で演奏すると下記のようなトゥンバオになります。
下記の音源などでこのパターンを用いたトゥンバオが聴けます。
Habanera(ADP)
Habanera(ADP)のパターンも中心的なパターンとしても、バリエーションとしてもよく用いられます。
実際のコード上で演奏すると下記のようなトゥンバオになります。
下記の音源などでこのパターンを用いたトゥンバオが聴けます。
Guaracha(ADP)
Guaracha(ADP)のパターンは、実際のコード上で演奏すると下記のようなトゥンバオになります。
Guacacha(ADP)のパターンはアレンジの最後の場面で弾かれたり、ソロで弾かれたりすることが多いです。
つまり盛り上げどころで弾くケースが多いです。
ピアノとユニゾンでこれを弾くと更にエネルギーのあるパターンとなり一部のミュージシャンはこのパターンを"Montado"と称します。
また、1950年代のチャランガで使用される下記のようなパターンもMontadoと呼ばれることもあります。
下記の音源などでこのパターン=Guaracha(ADP)を用いたトゥンバオが聴けます。
Bolero(ADP)
実際のコード上で演奏すると下記のようなトゥンバオになります。
Bolero(ADP)のパターンは、Bolero(UDP)のパターンと同じくなのですが、これが弾かれているパターンはなぜかあまりありません…
Bolero(UDP)は繰り返して弾いていると少し慌ただしいフィールがありますが、このBolero(ADP)はファンキーで自然なフィールに聞こえます。
少し挑戦的な音使いとはなりますが選択肢に入れておいても良いと思います。
下記の音源などでこのパターンを用いたトゥンバオが聴けます。
ということで、ここまでで
4パターン×4バリエーション=合計16種類のトゥンバオ。
全てを解説してきました。
Tresillo(トレシージョ)
Habanera(ハバネラ)
Guracha(ワラチャ)
Bolero(ボレロ)
の4パターン
Unanticipated-Single-Ponche
Unanticipated-Double-Ponche
Anticipated-Single-Ponche
Anticipated-Double-Ponche
の4バリエーション
次の記事で一覧でまとめてたものを記載しようと思います。