今回の記事ではディミニッシュド・トライアド(Diminished Triad)について紹介してきます。
ディミニッシュド・トライアド(Diminished Triad)の構成音
ディミニッシュド・トライアド(Diminished Triad)は ルート(Root) ルート(Root)から短3度(minor 3rd)の音程 ルート(Root)から減5度(Diminished 5th)の音程 で構成される和音です。 特徴的なのは5度の音程です。 これが 完全5度ならば、マイナー・トライアド(minor Triad) 減5度ならば、ディミニッシュド・トライアド(diminished Triad) となるわけです。
コードの表記は Cdim Cm(b5) C○ などと表記します。 このサイト上では Cdimと表記していきます。 Cdim=Cdim7として省略して表記することも多いので、 混乱しやすいのですがあくまでもトライアドとしてこの記事の中では書いています。
ディミニッシュド・トライアド(Diminished Triad)をアルペジオで弾いてみよう
ディミニッシュド・トライアドの構成音をアルペジオ(分散和音)で弾いてみましょう。 ひとまずAdimを弾いてみたいと思います。 これも他のトライアドと同様に色々な運指、ポジションで同じ音程を弾くことができますのでいくつかのバリエーションを紹介していきたいと思います。
ディミニッシュド・トライアド
1オクターブアルペジオ 運指その1
このようにルート(Root)を人差し指で押さえて、 ポジション移動をせず同じポジションの中でこのようにトライアドを1オクターブ弾くことができます。
ディミニッシュド・トライアド
1オクターブアルペジオ 運指その2
こちらはルート(Root)を薬指で押さえてスタートする、 ポジション移動を伴うフィンガリングとなります。
他の種類のアルペジオと同様にスタート位置のルートの音を変化させればどのディミニッシュド・トライアドも全く同じ運指で弾くことができます。 ルート(Root)からみてどの指で、どの構成音を押さえているのかを意識して指板上での形を覚えてみましょう。 次回の記事ではこれを12keyで弾いていきましょう。