2019年3月のライブスケジュール


3/4(月)
「LATIN SESSION」

【場所】関内Megusta
【時間】Open 19:00/Start 19:30
【料金】Music Charge 2,500円
【ホストメンバー】
吉田敦(Piano)
城戸英行
(Bass)
小林慎(Drums&Percussion)
※参加型のラテンセッションです。

3/8(金)
「Jazz&Blues Session Night」

【場所】越谷Mojo:Moja
【時間】Open 18:30/Start 19:00
【料金】Music Charge:1,000円+(2drink別1,000円)
宇佐美ワタル(Guitar)
小俣貴司(Sax)
伊藤亮(Trumpet)
城戸英行(Bass)
渋谷賢一(Drums)

3/10(日)
「Caribbean Music Night」

【場所】上尾プラスイレブン
【時間】Open 18:30/Start 19:00〜(2Stage/入替えなし)
【料金】Music Charge3,000円+オーダー
【出演】
小針彩菜(Steel Pan)
山本光恵(Piano)
藤橋万記(Percussion)
城戸英行(Bass)

3/18(月)

【場所】銀座 月光荘サロン月のはなれ
【時間】
演奏 20:00〜
ゆるゆると3ステージ程23:00ごろまで
【料金】Music Charge:投げ銭
【メンバー】
かねだまさこ(Piano)
城戸英行
(Bass)

3/22(金)
「Tropicanduo Live」

【場所】武蔵中原Coffee Spot Life
【時間】Start 20:00〜 2Stage
【料金】MC 1,500円(1Drink付き)
【出演】
Tropicanduo:
鹿島美和(piano)
城戸英行(Bass)

3/25(月)
「Latin Jazz Night」

【場所】赤坂G’s Bar
【時間】Open 19:00/Start 20:00
【料金】Music Charge 投げ銭+オーダー
【メンバー】
城戸英行(Bass)
石毛杏子(Sax)
飯島瑠衣(Piano)
加藤克樹(Drums)

3/30(土)
「Nori’s Fnky Jam Session」

【場所】経堂 Love, Peace and Soul Live Cafe
【時間】Open 18:30/Start 19:00
【料金】Music Charge1,500円+1Drink
藤谷典史(Guitar)
本多ゆき恵(Keyboard)
城戸英行(Bass)
宮良直哉(Drums)



いのやんピザジャズでした


 

2019/2/23()
「いのやんのピザジャズ」
@Crawfish赤坂
井上尚彦(Drums)
沢辺クマハ(Piano)
城戸英行(Bass)

今日の参加者はヴォーカリストばかりだったので、みんなのレパートリーをじっくりやってみました〜

このセッションでは「今のもう一回!」とか、
「同じ曲リズムを変えて!」
とかでも全然ありなのでレパートリー少ないボーカリストとかにはとてもいい練習の場になるんじゃないかな〜。

この日も同じ曲をバラード、サンバ、ファンクと変えてみたり。
エンディングを確認してみたりとか大変勉強になったのでは?

僕もジャズの歌伴は普段あまりやらないので楽しませてもらいました。

フレットレスを持っていく時に限って、スラップやってって言われるのはなぜだろう…。

指板が痛むから絶対にやらないのだけどwww



2/15 Nori’s Funky Jam Sessionでした

2019/2/15(金)
「Nori's Funky Jam Session」
@経堂Love, Peace and Soul Live Cafe
藤谷典史(Guitar)
井高 寛朗(Keyboard)
城戸英行(Bass)
合原晋平(Drums)
ちょっと寂しき感じではありましたが、
素晴らしきミュージシャンたちとセッションできて楽しい時間でした。

来月、3/30(土)のセッションにも参加させてもらいます〜

ラテンベース入門「トゥンバオとクラーベ」


基本的なトゥンバオのパターンを紹介しました。
次はラテンの要であるクラーベとベースのトゥンバオの関係性を解説していきたいと思います。

クラーベについて

以前の記事で書いたようにした通りクラーベとはラテン音楽の要となるものです。

クラーベは繰り返し続けられるパターンで、通常曲のスタートから終わりまで変化しないでずっと同じリズムを刻み続けます。

(2-3と3-2が途中急に逆になったりとかはしません!アレンジ上そういう仕掛けもありますがそれについてはまた書いていきます。) 


他のすべてのリズムの土台にある定型のリズムなのですが、

クラーベが実際に演奏されていない状態でもその内側にクラーベが存在しているものとして感じ取ることが重要となります。
ラテン音楽における全てのフレーズはクラーベに沿ったり
クラーベに絡めたりしてフレージングしています。

ベースとの関連性

ベースのトゥンバオはクラーベのパターンを非常に直接的に表現したフレーズとなっています。

まずソン・クラーベとの関係性をみてみましょう。

ソン・クラーベは二つの小節で構成されています。

この音が3つある3サイドのうち、
2拍目の裏のことをボンボ(Bombo)と呼びます。

そして、3サイドの4拍目の音をポンチェ(Ponche)と呼びます。

ベースラインではこのボンボとポンチェにあたる部分を演奏
していくことになる訳です。

ボンボは、リズムをプッシュするようなフィーリングを作り。
ポンチェは、ボンボでプッシュされたストロークを落ち着かせ解決させるようなフィーリングを持っています。


前回の記事で紹介した標準的なトゥンバオは、

ボンボとポンチェを使ったものなので

"ボンボ・ポンチェ・トゥンバオ”

と呼んだりします。
このパターンで演奏する時、
まずトゥンバオのスタートする最初の小節で一拍目を演奏します。

しかし、そこから後は…

ボンボ(2拍目の裏)とポンチェ(4拍目)しか演奏しません!


ポンチェ(4拍目)を弾いたら小節線をタイでまたぎ次の小節のコードを先行して弾いていきます。

1拍目は一切演奏しません。
上記の譜例でわかるように、
トゥンバオは
クラーベの3サイドと譜割りが完全に一致しています。
対して、2サイドはクラーベと同じ拍の部分は演奏しません。
クラーベとトゥンバオの位置関係をしっかり把握しましょう。

クラーベとトゥンバオの位置関係を体感するための練習

リンカーン・ゴーインズの教則DVDの中でこのような練習方法を紹介しています。
動画の18:11辺り参照

足でクラーベを刻みながらトゥンバオを演奏してみましょう。
そうするとトゥンバオとクラーベの位置関係がよく体感できると思います。

クラーベの向きによるトゥンバオの変化について

基本的なトゥンバオは、クラーベの向きがどちらであっても同じものです。

他の楽器は、2小節のパターンで成り立ったフレーズになっているのでクラーベの正しい位置から演奏しなければなりません。

(ピアノモントゥーノ、コンガ、カスカラ、カンパナなどなど)


ということで、ベースは一見クラーベとは無関係なようですが、やはりベースのフレーズもクラーベと関連しているのです。


より複雑なフレーズのトゥンバオを使う場合には、クラーベとの関連性をフレーズで意識する必要があるのです。

感覚的な部分もあるのですが…

一般的には中心となるアクセントがクラーベの位置と揃うようにベースラインを構築させる
ようにしています。
これについてはまた別の記事で詳しく紹介していきたいと思います。



ABEMA

ラテンベース入門 記事一覧

「はじめに」

 「ラテンって何?」

「ラテンベースの教則本」※3番人気の記事です

「リズムの取り方」

「クラーベ」

「シンコペイトしないトゥンバオ」※5番人気の記事です

「ラテンベースの大半はこれ」

「トゥンバオとクラーベ」※1番人気の記事です

「クラーベに基づいたフレージング」

「サルサの曲構成」※4番人気の記事です

「クラーベとコード進行」

「クラーベを反転させる」

「Cha-Cha-Cháのベース基本編」

「Cha-Cha-Cháのベース発展形その1」

「Cha-Cha-Cháのベース発展形その2」

「6/8のクラーベについて その1」

「6/8のクラーベについて その2」

「Afro〜6/8拍子(ハチロク)のベース その1」

「Afro〜6/8拍子(ハチロク)のベース その2」

「ちょっとややこしい進行の時の対処法」

「トゥンバオの訛り その1」

「トゥンバオの訛り その2」

「Danzónのベース その1」

「Danzónのベース その2」

「ラテンベースの教則本 その2 Timbaとか最近のもの」

「トゥンバオがどうしても弾けない人向けの練習」

「Boleroのベース」

「パーム・ミュート奏法(PALM MUTE)」※2番人気の記事です

「Ian Stewartのレッスン動画紹介(Timba Bass)」

「ラテン音楽を学ぶための本色々」

「Son(ソン)のベース」

「Son Montuno(ソン・モントゥーノ)のベース」

「Guaracha(ワラチャ)のベース」

「Guaracha(ワラチャ)のベースの発展」

「クラーベに左右されないTumbao〜Clave Neutral その1 USP Unanticipated-Single-Ponche」

「クラーベに左右されないTumbao〜Clave Neutral その2 UDP〜Unanticipated Double-Ponche」

「クラーベに左右されないTumbao〜Clave Neutral その3 ASP〜Anticipated Single-Ponche」

「クラーベに左右されないTumbao〜Clave Neutral その4 ADP〜Anticipated Double-Ponche」

「Clave Neutralの全パターンまとめ」

【Pick Up Maestro】 Vol.1 Israel Lopez"Cachao"

【Pick Up Maestro】Vol.2 Al McKibbon

【Pick Up Maestro】 Vol.3 Bobby Rodríguez
ラテンセッションでよくやる曲とか

番外編「ラテンセッションの譜面」

単発レッスンについて「トゥンバオを弾けるようになろう講座」
ABEMA

ラテンベース入門 「ラテンベースの大半はこれ」



前回はシンコペイトしていないトゥンバオをやってきました。
今回は、いよいよラテンベースの真骨頂。
シンコペーションし続けるトゥンバオを学んでいきましょう。
早速ですがこちらの譜例。
Ex.1
これがみんなのイメージするいわゆるラテンのベースだと思います。
4拍目が次の小節の1拍目にタイで結ばれていることを除けば、
前回の記事で最初にやったトゥンバオと同じです。
このシンコペイトしたトゥンバオは、ほとんどのアフロ・キューバン音楽のベースラインで用いられている基本パターンとなります。
Guanganco(ワワンコ)、Guarach(ワラチャ)、Rumba(ルンバ)、
Mambo(マンボ)、Bomba(ボンバ)、Son-Montuno(ソン・モントゥーノ)などなど様々なグルーヴでこのトゥンバオが用いられます。

このトゥンバオを身体に染み込ませましょう!
バリエーションなどは色々ありますが、
サルサのベースの半分以上はこのリズムでできたトゥンバオ
です。
このリズムが自然に感じられるようになるまでじっくり練習してみましょう。
特に注意すべきなのは1拍目です。
1拍目は演奏しませんが、一つ一つの小節で1拍目がどこなのかをキチンと感じながら演奏してください。

慣れるまでは
1.(4分音符で)口でワン、ツー、スリー、フォーとカウントしながら弾いてみる。
2.足は1拍目と3拍目で踏む(2分音符)
このようにしながらEx.1を弾いてみて、カウントに対してトゥンバオのリズムがどのように噛み合っているかを意識して弾いてみましょう。

次に
1.(4分音符で)口でワン、ツー、スリー、フォーとカウントしながら弾いてみる。
2.足を2拍目,4拍目で踏む

これで同様のことをやってみます。
こうすると4拍目の音を次の小節のシンコペーションとしてではなく、あくまでダウンビートであると意識することができます。
こうして少しずつ慣れていきましょう。

音使いについて

通常は1小節ごとにコードがある場合、4拍目で次の小節のルート/2拍目の裏で5thの音を用います。
とはいえ、音使いは状況などによって変化は自由です。
特に2拍目の裏は3rd/7thなども頻繁に用います。
とにかく、4拍目で次の小節のコードを先行して弾くことだけ忘れないで下さい。

リズムを捉えるのもそうなのですが、ジャズなどでウォーキングベースを弾くことに慣れている人にとってはコードを先行して弾いていくのが意外と難しいようです。
これもジャズ・スタンダードのコード進行などに合わせて弾いて慣れていきましょう。

ということで、一番定番となるトゥンバオを紹介しました。
これの精度を高め、理解を深めていくための知識や、
バリエーションの付け方について今後書いていこうと思います。
あと、Cha-Cha-Chá,Danzón,Bolero,Rumba,Afro-6/8,Son-Afroなどなど各リズムにおけるベースラインも紹介していきたいですね〜。



ABEMA

ラテンベース入門 「シンコペイトしないトゥンバオ」