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2019/9/18(水)Latin Session

2019/9/18(水)
"Latin Session"
@関内Megusta
鹿島美和(Piano)
城戸英行(Bass)
平野竜弥(Percussion)
少し久しぶりにホストで参加させてもらいました。
関内Megustaでのラテンセッション。
今日はベーシストもいたので程よくパーカッションを叩いたり、はたまた持ってきていたトレスを弾かせてもらったりとで楽しいセッションとなりました~!
パーカッショニストが少なかったのでゆったり目の曲も多くてまったりと演奏できました。
今日ご一緒した鹿島美和ちゃんとは来月。
10/12(土)にファンキーなライブがあります。
激熱必須なライブなのでぜひご予定頂ければと!
https://kidokorocco.info/archives/event/20191012

ラテンベース入門 「Boleroのベース」

ボレロ(Bolero)とは

ボレロというと、ラテン音楽に縁のない方の場合はラベルの曲を思い浮かべる方も多いかもしれませんがそれではありません。

ボレロ(Bolero)とはバラードのことです。
おそらく一般的に知られているラテン音楽の中で最も知られているのは、ボレロ(Bolero)の曲でしょう。
キューバのサンティアゴで生まれたトローバがルーツとなります。

ボレロ(Bolero)の有名曲

ひとまず、どんな曲があるのかを聴いてみましょう。
名曲、名演が多すぎて絞れないので思いついたのをざっと。

“Tres Palabras”

“Dos Gardenias”

“Como Fue”

あれ、この曲はここで譜面も買えるじゃないですか…!

リズム的な特徴

ボレロ(Bolero)は4/4拍子 in 4で表記します。
バラードなんで歌をよく聴きゆったりと弾けばよいのですが、
リズムはタイトにいきましょう。

ベーシスト的にはコンガとのコンビネーションを捉えておくとよい感じです。
パーカッションのパターンを動画でみてみましょう。

Giovanni Hidalgo大先生がボレロ(Bolero)について解説して下さっています。
まあ、これ見れば正直事足りますwww
もう少し細かく譜面を交えながら解説しているのと、
Giovanni Hidalgo大先生のほうだとボレロ(Bolero)で特徴的なマラカスのパターンの紹介がないのでこちらも参考にしてみて下さい。

ベースラインについて

Bolero
ベースラインは基本的にこのような形になります。
が、そんなにこれにこだわることもないので普通にバラードと思って自由に弾いてい下さい。
これは他のリズムでも同じくではありますが、編成が小さいほど自由に大きくなるほどにベーシックな基本パターンを守るような形になると思います。

ボレロ・チャ(Bolero-Cha)

例えばAABA形式の曲でBセクションをCha-Cha-Chaにして演奏することばしばしあります。
これをボレロ・チャ(Bolero-Cha)と称します。
サビに当たる部分をCha-Cha-Chaで盛り上げるようなフォームです。
この"Besamsa Mucho"だとボレロ(Bolero)で頭からやって
1:54〜からのサビの部分だけCha-Cha-Chaになって
またサビ後はボレロ(Bolero)に戻って演奏しています。
ボレロ・チャ(Bolero-Cha)の場合このような形のものが多いかと思います。
ベースは通常のCha-Cha-Chaのラインでよいです。
ということで、ボレロ(Bolero)のベースラインについて解説してみました。
ベースパターン自体は、そんなに気構える内容でもないのですがボレロ(Bolero)はやはり歌が主体となる音楽なので色々な名演を聴き込んでそのフィーリングを学んでみて下さい。
ABEMA

2019/9/6 Tropicanduo Live

2019/9/6(金)
“Tropicanduo Live”
@武蔵中原Coffee Spot Life
Tropicanduo:
鹿島美和(Piano)
城戸英行(Bass)
Tropicanduoの定例ライブでした。
常連のお客様、お久しぶりなお客様、飛び込みのお客様と色々来てくれてまったり盛り上がりました。

まだまだ暑いですが9月に入ったので秋の曲とかもやってみたり。
"Autumn in N.Y".をDanzonでとか、
"Autumn Leaves"をDanzonでとかまではまあわかる。
珍しくブラジル系の曲"Aqui Oh!"を美和ちゃんが持ってきてくれたのはなぜ…?
と思ったら
Aqui Oh!=アキ・オー!=秋、おー!
ってことでしたwww


Set List
1st
1.Autumn in N.Y.
2.Sabor A Mi
3.Aqui Oh!
4.Tu Mi Delinio
5.Maria Cervantes
2nd
1.Morning
2.Estate
3.Autumn Leaves
4.Esta Tarde Vi Llover
5.Mambo Influenciado
En.Tequila

次回は12/6(金)クリスマスソング特集ですかねー。
https://kidokorocco.info/archives/event/20191206

2019/9/4 Nori’s Funky Jam Session

2019/9/4(水)
“Nori’s Funky Jam Session”
藤谷典史(Guitar)
城戸英行(Bass)
KISHI-YAN(Drums)
Noriさんのセッションでした。
ちょっと参加者寂しい感じではありましたが、
楽しく演奏させてもらいました〜

最近、定期的にファンク系のセッションで演奏する機会がスタンダードのメモリー保全ができてありがたいです。
逆にジャズスタンダードは忘却する一方www

 Noriさんとのセッションは来月も参加させてもらいます。
来月は10/9(水)です。
ぜひ奮ってご参加頂ければと思います〜
https://kidokorocco.info/archives/event/20191009

ベースレッスン「メジャートライアド(MAJOR TRIAD)を12keyで弾いてみる」

前回の記事で紹介したメジャー・トライアド(Major Triad)を12のkeyそれぞれでの譜例を紹介していきたいと思います。
・ユニバーサル・フィンガリング
・シフト・フィンガリング
の場合は、同じ運指でスタートするポジションを変えていくことになるので押さえる指の形とルートとのポジションの関連性を意識して練習してみて下さい。
開放弦を使う
オープン・フィンガリング
は、それぞれ運指が異なるので個別に覚えていって下さい。

譜面上でのコードネームの表記はC Major Triadの場合
C△
もしくは
C
となります。

C Major Triad(C or C△)

C Major Triad ユニバーサル・フィンガリング
C Major Triad シフト・フィンガリング 1
C Major Triad オープン・フィンガリング

G Major Triad(G△ or G)

G Major Triad ユニバーサル・フィンガリング
G Major Triadシフト・フィンガリング
G Major Triad オープン・フィンガリング

D Major Triad(D△ or D)

D Major Triadユニバーサル・フィンガリング
D Major Triadシフト・フィンガリング
D Major Triadオープン・フィンガリング(シフト)

A Major Triad(A△ or A)

A Major Triadユニバーサル・フィンガリング
A Major Triadシフト・フィンガリング
A Major Triad オープン・フィンガリング

E Major Triad(E△ or E)

E Major Triad ユニバーサル・フィンガリング
E Major Triad シフト・フィンガリング
E Major Triadオープン・フィンガリング(シフト)
E Major Triad オープン・フィンガリング

B Major Triad(B△ or B)

B Major Triad ユニバーサル・フィンガリング
B Major Triadシフト・フィンガリング
※開放弦がコードトーンに無いのでオープン・フィンガリングでのフィンガリングはありません。

F Major Triad(F△ or F)

F Major Triadユニバーサル・フィンガリング
F Major Triad シフト・フィンガリング その1
F Major Triad シフト・フィンガリングその2
F Major Triad オープン・フィンガリング

Bb Major Triad(Bb△ or Bb)

Bb Major Triad ユニバーサル・フィンガリング
Bb Major Triadシフト・フィンガリングその1
Bb Major Triadシフト・フィンガリングその2
Bb Major Triadオープン・フィンガリング

Eb Major Triad(Eb△ or Eb)

Eb Major Triadユニバーサル・フィンガリング
Eb Major Triadシフト・フィンガリング
Eb Major Triadオープン・フィンガリング

Ab Major Triad(Ab△ or Ab)

Ab Major Triadユニバーサル・フィンガリング
Ab Major Triadシフト・フィンガリング
※開放弦がコードトーンに無いのでオープン・フィンガリングでのフィンガリングはありません。

Db Major Triad(Db△ or Db)

Db Major Triadユニバーサル・フィンガリング
Db Major Triadシフト・フィンガリング
※開放弦がコードトーンに無いのでオープン・フィンガリングでのフィンガリングはありません。

Gb Major Triad(Gb△ or Gb)

Gb Major Triadユニバーサル・フィンガリング
Gb Major Triadシフト・フィンガリング

という感じで、メジャートライアドの1オクターブでのアルペジオのフィンガリングを12keyでずらーっと紹介してきました。
次回はマイナー・トライアドについて書いて行きたいと思います。
ABEMA

2019/8/23 月のはなれ

2019/8/23(金)
@銀座月光荘サロン月のはなれ
山﨑陽子(Piano)
城戸英行(Bass)
MPB仲間の山﨑陽子さんと月のはなれでBGM演奏。
付き合いは長いのですがデュオで演奏するのはお初だったという驚き。
ブラジル縛りの選曲でお互い持ち寄った曲を演奏しました。
名曲揃いで楽しい演奏でした。
陽子さんとはまたデュオでの演奏の機会を作れたらなーと思います。

1st
1.Meditation
2.Aquarela do Brasil
3.Setembro
4.Flor De Lis

2nd
1.Maria Maria
2.Bye Bye Brasil
3.Grande nos Olhos
4.Shinkansen
5.Travessia

3rd
1.Samda Do Soho
2.Quiet Little Lady
3.Retrat Em Branco E Preto
4.Batucada Surgie

2019/8/19 “Tropicanduo with Chihorin”

2019/8/19
“Tropicanduo with Chihorin”
@都立大学Jammin’
Tropicanduo:
鹿島美和(Piano)
城戸英行(Bass)
Guest:
斎藤千穂さん(Violin)
お盆明けのライブ。
少しだけ涼しい日でしたが、やっぱりライブを終えると汗だくになってました。

TropicanduoにViolinの斎藤千穂ちゃんを迎えてのライブ。
いつも以上に攻めた選曲で楽しく演奏させてもらいました。

美和ちゃんとのTropicanduoはなんだかんだと長くやっているデュオです。
やり始めた当初は週に2回位はなんかしら一緒に演奏していた気がするのですが、最近は月に1度くらいとだいぶ落ち着いたペースになりました。
ですが、勝手知ったるTropicanduoでの演奏は、やると自分の演奏の立ち位置が確認できるよい場となっています。

そんな感じのデュオに僕のブラジリアンなライブでいつもご一緒させいただいたいる斎藤千穂ちゃんのヴァイオリンが加わりとっても素敵なサウンドになりました。

それぞれに持ち寄った曲を見るだけでも各々の個性溢れる感じで、でもやっぱり全部ラテンになってというこの三人ならではなライブなったと思います。
またこの三人でやりたいですね〜
ひとまず、次回のTropicanduoは9/6(金)に定例の
武蔵中原Coffee Spot Lifeでのライブです。
ぜひご予定いただければと思います!
https://kidokorocco.info/archives/event/tropicanduo-live_090906

2019/8/16 Jazz&Blues Session Night

2019/8/16(金)
「Jazz&Blues Session Nigh」
@越谷Mojo:Moja
宇佐美ワタル(Guitar)
小俣貴司(Sax)
伊藤亮(Trumpet)
城戸英行(Bass)
Kazoo大越(Drums)
越谷Mojo Mojaでのセッションでした。
いつの間にか毎月第三金曜日ということになっていたらしい。

お盆だからでしょうか?
お久しぶりな方も多くいらしてくださり楽しいセッションとなりました。
今回は非常に珍しく、ベーシストが数名きてくれたので休み時間ありでありがたきでしたw

ここのセッションは普段からセッション通いなれている〜
という方だけではなく。
ここでセッションデビューしたとか、
普段全然違う畑だけどちょっとお店来てみたみたいな方が多くてなかなか面白いですね。
それぞれのスタイルに合わせてお題目を設定して演奏していくのはチャレンジングで良いです。

あ、個人的に今回ヤバみだったのは…
Marcus Miller大先生でお馴染み。
David Sunburnの「Run For Cover」を演奏する羽目になったのですがw
これを持っていった6弦ベースで弾くのはきっついな〜と思ってお店に置いてあった4弦ベースをお借りしたところ…
これがなんとサンダーバードwww
これでなんともマーカス先生とは程遠いローファイな音色なスラップで頑張りましたwww
ということで、次回の越谷Mojo Mojaでのセッションは、
9/20(金)となりますのでご都合付きましたらぜひとも〜!

ベースレッスン「メジャートライアド(Major Triad)」

トライアド(Triad)

トライアド(Triad)とは3つの異なる音によってできる和音(Chord)のことをいいます。
その中でも最も代表的なのが
メジャー・トライアド(Major Triad)
マイナー・トライアド(Minor Triad)
となります。
ひとまずこの記事ではメジャー・トライアド(Major Triad)を紹介していきます。

メジャー・トライアド(Major Triad)の構成音

メジャー・トライアド(Major Triad)は
ルート(Root)
ルート(Root)から長3度(Major 3rd)の音程
ルート(Root)から完全5度(Perfect 5th)の音程
で構成される和音です。

※ルート(Root)とは…
そのコードの基本、土台となる音です。
コード表記でのアルファベットはこのルートの音を表しています。
コードの表記は
C
or
C△
となります。
"△"の表記がトライアドを意味しています。

メジャー・トライアドをアルペジオで弾いてみよう

メジャー・トライアドの構成音をアルペジオ(分散和音)で弾いてみましょう。
ひとまずC△を弾いてみたいと思いますが
ベース…というか弦楽器の場合色々な運指、ポジションで同じ音程を弾くことができます。
いくつかのバリエーションを紹介していきたいと思います。

ユニバーサル・フィンガリング

2段ある譜面の真ん中に書いてある数字が左手の指を指定した番号になります。
1=人差し指
2=中指
3=薬指
4=小指
です。
ピアノとは違うので要注意…

このようにルート(Root)を中指で押さえて、ポジション移動をせず同じポジションの中でこのようにトライアドを1オクターブ弾くことができます。

最初に紹介した "ユニバーサル・フィンガリング"と称したこの運指は、スタート位置のルートの音を変化させれば他のメジャー・トライアドでも全く同じ運指で弾くことができます。
ルート(Root)からみてどの指で、どの構成音を押さえているのかを意識して指板上での形を覚えてみましょう。

シフト・フィンガリング

先程のユニバーサル・フィンガリングとは違いポジション移動(シフト)が伴う運指になっています。
最初にルート(Root)を人差し指で弾いたらポジション移動して、
小指で長3度(Major 3rd)、そのままのポジションで人差し指で5度、オクターブの音を弾いていくような運指になります。

この運指も同じ運指の動きで他のメジャー・トライアドを弾くことができます。

オープン・フィンガリング

最後は開放弦を使ったフィンガリングです。
このフィンガリングだけは、開放弦が使える音によって運指が変化しますので共通の運指というのはありません。

同じCでいうと他にも8フレットからスタートする運指でも同じように演奏可能です。
色々なポジション、運指で演奏が可能となります。

どの運指で演奏をするかを決定するときには
1.楽に演奏ができる運指か
2.良い音色となる運指か
ということを考慮して演奏します。

楽に演奏できるか…
というのは、前後のフレーズの流れにもよったりしますのでケースバイケースで考えて弾いてみましょう。
そして、良い音色となるか…というのも大変重要です。
同じ音程でもポジションによって音色が異なります。
特に開放弦は大きく音色が異なりますので注意して演奏しましょう。

ひとまずメジャー・トライアド(Major Triad)でした。
Cメジャーのトライアドの運指を中心に書いてきたのですが、
以降で他の各keyでのメジャー・トライアドについて書いていこうかと思います。
その後にマイナー・トライアド、ディミニッシュ、オーギュメントと紹介していこうかと思います。
ABEMA

ベースレッスン「転回音程(Inverting Intervals)」

転回音程(Inverting Intervals)

度数が高くなると音程を数えて探すのが大変になってきます。
でも、この転回音程(Inverting Intervals)を用いると実は半音7つ以上を数える必要はないのです。

例えば基準音がC音として、 長7度の音程(B音)を探す場合…
・同じ弦上の9フレット上方(半音9個上)
というようにも探せますが
・同じ弦上の1フレット下方(半音下)
を探すほうが早いですね。
このように
"1オクターブ内で2音"のいずれか一つを1オクターブ移動することにより生じる音程を"転回音程(Inverting Intervals)"といいます。

転回音程=(9-元の音程)

転回音程は9から元の音程を減算したものとなります。

・転回音程=(9-元の音程)

また長(Major),短(minor),増(augment),減(diminished)
は下記のように変化します。
完全(Perfect)は変化せずそのままです。

長(Major)↔短(minor)

増(augment)↔減(diminished)

完全(Perfect)↔完全(Perfect)

元の音程が
長(Major)ならば、短(minor)
短(minor)ならば、長(Major)
になります。

元の音程が、
増(augment)ならば、減(diminished)
減(diminished)ならば、増(augment)
になります。

元の音程が、
完全4度、完全5度の場合はそのまま完全(Perfect)
となります。
先程例に出した、上記の音程間では、
(9-長7度)=短2度
となります。

ベースのフィンガーボード上では
短2度=同じ弦の1フレット下方の位置となりますので、
C音の1フレット下であるBの音を見つけることができます。

1オクターブ内での転回音程

今までの記事で紹介してきた1オクターブ内での音程の転回音程を紹介してきます。

2度

3度

4度

5度

6度

7度

8度(オクターブ)


それぞれにベースの指板上でも確認してみて下さい。
このように転回音程を利用することで、曲のキーの変更などの負担を軽減することができます。
ABEMA