「ラテンベース」タグアーカイブ

“Al Fin Te Vez” 一人BassDuoでやってみた

"Al Fin Te Vez"
キューバ の作曲家/ピアニストであるエルネスト・レクオーナの曲です。
エレベ2本でやってみました〜
元々はフルートデュオ用にアレンジしてたこの手のラテン物の曲がいっぱいあるのでちょっとずつアップしていこうかと思ってます〜

ラテンベース入門 その29「Ian Stewartのレッスン動画紹介(Timba Bass)」

ベーシストのIan StewartがTimbaのベースについてのレッスン動画をあげています。
Ian Stewartはもちろんローリング・ストーンズの…ではなくニューヨークで活動するベーシストで下記John Benitezの教則本の共著者です。
Freedom in the Clave: A Rhythmic Approach to Bass Playing (John Benítez Bass Method)
The John Benitez Bass Method, Vol. 2:
El Sonero del Barrio – A Creative Approach to Salsa
Ian StewartのTimbaのベースラインの解説動画。
なかなかいい内容だと思うのですが、びっくりするほど再生数が
伸びていないのでwww
紹介したいと思います。

Timba Bass Lesson 1:”Basc Patterns-Clave Neutral”

Timba Bass Lesson 2:”2-3 Tumbaos Example 1″

Timba Bass Lesson 3:”2-3 Tumbaos Example 2″

Timba Bass Lesson 4:”2-3 Tumbaos Example 3″

Timba Bass Lesson 5:”2-3 Tumbaos Example 4″

Timba Bass Lesson 6:”2-3 Tumbaos Example 5″

Timba Bass Lesson 7:”Rles of 2-3″


Timba Bass Lesson 8:”3-2 Tumbaos Example 1″

Timba Bass Lesson 9:”3-2 Tumbaos Example 2″

Timba Bass Lesson 10:”3-2 Tumbaos Example 3″

Timba Bass Lesson 11:”3-2 Tumbaos Example 4″

Timba Bass Lesson 12:”3-2 Tumbaos Example 5″

Timba Bass Lesson 13:”3-2 Tumbaos Example 6″

Timba Bass Lesson 14:”Rules of 3-2″


Timba Bass Lesson 15:”Percussive Effects Part 1″

Timba Bass Lesson 16:”Percussive Effects Part 2″

Timba Bass Lesson 17:”Theme and Development Part I”
あまり情報の少ないTimbaのBassについての解説動画です。
Ian Stewartの動画が追加されたらこちらも追記していくと思います。
ブラジル編のAdrino Giffoniの動画と同様に採譜したものを載せて行こうかなーと思います。

ラテンベース入門 その28「パーム・ミュート奏法(Palm Mute)」

ラテンベース固有のテクニックという訳ではないのですが、エレベでトゥンバオを弾く際にパーム・ミュート(Palm Mute)を用いることは大変多いです。

まずは、そもそもパーム・ミュート(Palm Mute)とはなんぞや?という方向けに書いてきます。

“パームミュート奏法”は、サムピッキングとか、“いかりや奏法”とか“親指弾き“などとほぼ同義です。。
その名の通りですが、右手の腹でミュートしながら親指を主に用いてピッキングする奏法です。
スラップのサムピングとは違います〜
ラテン以外のベーシストも勿論使っています。
アンソニー・ジャクソンやマーカス・ミラーも良くこの奏法を用いてますね。

わかりやすいこんな教則動画がありました。
僕はこの人の動画結構よく観てます。
親指を主にとさっきは書きましたが、動画を見てわかるように人差し指、中指のコンビネーションもフレージングのアクセントとしてはとても大切です。
スラップのサムピングとプラッキングの組み合わせに近い感覚ですかね〜。

ラテンベースでのパーム・ミュート

あまり適当な動画が見つけられなかったので、止むを得ず僕が動画を撮りました。
もう少しイケメンイケボだったら僕もこんなBlogではなく初めからYouTuberを目指していたのですが…www

トゥンバオをこんな感じで。
アタックが通常のツーフィンガーよりも鋭くなり、サスティーンは短くなるのでベイビー・ベースに近いようなニュアンスに聴こえます。
Tumbao Palm Mute Pattern-1
Tumao Palm Mute Pattern-1
MamboやGuarajaでよく用いるこのパターンもパーム・ミュートがハマります。

スリーフィンガーへの応用

このパーム・ミュートを発展させてサムでのピッキングに加えて人差し指、中指を用いたスリーフィンガーもこの際に会得しておくと便利です。
スリーフィンガーというと速弾きなイメージを持ってしまうと思いますが(勿論、そういう用途もありですが)音色のバリエーションという意味でこれがあるとベースラインの発展に役立ちます。
同じフレーズでもグルーヴの感じが全く変わります。
僕はこちら。
ダミアン・アースキン(Damian Erskine)の動画や教則本を参考に練習してみました。
教則本の”Right Hand Drive“は以前は日本のAmazonでも取り扱っていたのですがやめちゃったみたいです。
ご本人のWeb SiteからPDF版が購入できるのでそれがベストっぽいですね。
対応しているmp3は無料でDL可能です。

この教則本の解説はご本人がだいぶ詳しくYouTubeの動画でやってくれてます。
ある程度早いテンポのトゥンバオだと対応できない…
ということが無いようにこのような奏法を練習して、
持久力と早さを習得していくのもありだと思います。
Tumbao Palm Mute Pattern-2
Tumbao Palm Mute Pattern-2
4拍目に8分を連打するこのパターンもパームミュート&人差し指だけだと厳しいですが、3フィンガーなら比較的容易に弾けます。

Jaco PastoriusやTower Of PowerのRocco先生の16ビートのベースラインを3フィンガーに置き換えてみるのが良い感じの練習になると思います。
例えばこちらとか。
この手の2フィンガーで弾くと大変な、オクターブのディスコベースのパターンはこの3フィンガーを用いて弾くとめちゃくちゃ簡単になります。
Rod Stewrat”Da Ya Think I’m Sexy?”
Taji Maharuじゃないよw

ということで、エレキベースでラテンを演奏する上で欠かせない、
パームミュート奏法について簡単に解説してみました。
余談で結構スペース使った3フィンガーのテクニックはラテンの世界で一般的かどうかは謎ですが、ラテンベースへの汎用性は高いテクニックだと思いますので身につけてみてはいかがでしょうか?

ラテンベース入門 その27「Boleroのベース」

ボレロ(Bolero)とは

ボレロというと、ラテン音楽に縁のない方の場合はラベルの曲を思い浮かべる方も多いかもしれませんがそれではありません。

ボレロ(Bolero)とはバラードのことです。
おそらく一般的に知られているラテン音楽の中で最も知られているのは、ボレロ(Bolero)の曲でしょう。
キューバのサンティアゴで生まれたトローバがルーツとなります。

ボレロ(Bolero)の有名曲

ひとまず、どんな曲があるのかを聴いてみましょう。
名曲、名演が多すぎて絞れないので思いついたのをざっと。

“Tres Palabras”

“Dos Gardenias”

“Como Fue”

あれ、この曲はここで譜面も買えるじゃないですか…!

リズム的な特徴

ボレロ(Bolero)は4/4拍子 in 4で表記します。
バラードなんで歌をよく聴きゆったりと弾けばよいのですが、
リズムはタイトにいきましょう。

ベーシスト的にはコンガとのコンビネーションを捉えておくとよい感じです。
パーカッションのパターンを動画でみてみましょう。

Giovanni Hidalgo大先生がボレロ(Bolero)について解説して下さっています。
まあ、これ見れば正直事足りますwww
もう少し細かく譜面を交えながら解説しているのと、
Giovanni Hidalgo大先生のほうだとボレロ(Bolero)で特徴的なマラカスのパターンの紹介がないのでこちらも参考にしてみて下さい。

ベースラインについて

Bolero
ベースラインは基本的にこのような形になります。
が、そんなにこれにこだわることもないので普通にバラードと思って自由に弾いてい下さい。
これは他のリズムでも同じくではありますが、編成が小さいほど自由に大きくなるほどにベーシックな基本パターンを守るような形になると思います。

ボレロ・チャ(Bolero-Cha)

例えばAABA形式の曲でBセクションをCha-Cha-Chaにして演奏することばしばしあります。
これをボレロ・チャ(Bolero-Cha)と称します。
サビに当たる部分をCha-Cha-Chaで盛り上げるようなフォームです。
この"Besamsa Mucho"だとボレロ(Bolero)で頭からやって
1:54〜からのサビの部分だけCha-Cha-Chaになって
またサビ後はボレロ(Bolero)に戻って演奏しています。
ボレロ・チャ(Bolero-Cha)の場合このような形のものが多いかと思います。
ベースは通常のCha-Cha-Chaのラインでよいです。
ということで、ボレロ(Bolero)のベースラインについて解説してみました。
ベースパターン自体は、そんなに気構える内容でもないのですがボレロ(Bolero)はやはり歌が主体となる音楽なので色々な名演を聴き込んでそのフィーリングを学んでみて下さい。

「トゥンバオを弾けるようになろう講座」単発レッスンのご案内

レッスンは基本的に月額制で定期的な受講をされる方を対象に行っているのですが、ラテンベース入門の記事をご覧になっている方からの要望があったのでストアカの講座で単発のレッスンを設けました。
料金等はリンク先をご覧いただければと思います。
https://www.street-academy.com/myclass/63663

1レッスンが120分と通常より長めの時間になっていますが、この時間内でトゥンバオを確実に弾けるようにしていきます。
Guaracha(ワラチャ)、Mambo(マンボ)、Guajira(ワヒーラ)などサルサやソンでの定番のベースライン(トゥンバオ)の簡単なものを弾けるにしていきます。

継続してのレッスンというよりは、単発で一度トゥンバオのコツとかを聞きたいみたいな方はこちらからぜひ受講いただければと思います。

レッスン日程は随時お互いの予定からご相談という形になります。
こちらの記載ではレッスン場所を荻窪・高円寺としてありますが要望があれば他の場所でも開催可能です。
 (その場合、別途交通費を頂きます。)

ラテンベース入門 その26 「トゥンバオがどうしても弾けない人向けの練習」

色々とラテンベースについて書いてきましたが、そもそも論で基本のトゥンバオが全然弾けないんだ…
という、意見を頂いたのでその練習方法を書いていこうかと思います。
この記事で紹介している定番のトゥンバオです。
これをしっかり弾けることを目標に段階的にやっていきましょう。
音のオクターブ上下はちょっと違ってきますが、まずは小節ごとに区切ってシンコペーションせずに弾いてみましょう。
このようなベースラインもしばし用います。
先程のベースラインで弾いている小節ごとの頭の音を弾かず、休符にしてみて下さい。
この休符をしっかり意識して練習しましょう。
通常のトゥンバオのときはここで音を伸ばしているわけです。
音使いとしては、Rootではなく5度の音からスタートするような形になります。

実際このようにベースラインを用いることもありますので弾けるようにしておきましょう。
今度はこのようなラインです。
通常のトゥンバオと弾く打点は一緒なのですが、伸ばしている音を空ピックで埋めています。
ちょっと譜面&音だけだとわかりにくいと思ったのでこちらも右手手元の動画で。

ひとまず、細かく指で刻んでどれくらい伸ばすのかを感じてというか、カウントしながら弾いてみて下さい。
(※譜面の表記がちょっと微妙なのですが、リピート回の頭のCの音は空ピックにしてください。Cを弾くのは初回だけです。)
少し音をつなげて実際のラインに近づけていきます。
AMと書かれている部分は、ピッキングして出すのではなくて、
次の音を弾く前に指を置いた時に出すアタックミュートです。
1小節目の2拍目は親指を、他はピッキングを行う前に人差し指or中指の次にピッキングを行う指で触れて行います。
今度は2拍目の頭をアタックミュートにしています。
実際のベースラインもこれで弾かれることは多いです。
拍を把握しづらいシンコペーションした2拍目の頭をアタックミュートでリズムを刻めるのでわかりやすいはずです。
という感じに段階を踏んでやっていきましょう。
クリックやクラーベと共にゆっくりのテンポから確実に弾けるようにしていきましょう〜!

ラテンベース入門その25「ラテンベースの教則本その2 Timbaとか最近のもの」

もはや古典と言える内容である、
「True Cuban Bass」や「Latin Bass Book」 は
以前のラテンベース入門の記事でも紹介しました。
今度はTimbaなどもう少しモダンなCuba音楽のベースについて書かれた教則本を紹介したいと思います。
ベーシックなものをある程度理解してからではないと、少々理解が難しいのですがとりあえず触れてみるっていうのもありかと思います。

“Cuban Timba:A Contemporary Bass Technique

IrakereやNG la Bandaでベースを弾いていたFeliciano Arangoの著書です。
 まさにTimbaを作った張本人による教則本なので、当然に素晴らしいです。
 買い方間違えると付属の音源が付いていないので要注意。
 内容的には
 30%位がSonやGuaguancoでのベーシックなトゥンバオについて
 30%位がSonの有名曲をTimba化したベースラインの例示、解説。
 30%でジャズスタンダードをTimbaにしたものでより発展的なものの解説。
 残りがAfro-Timbaということで、Bataとのコンビネーションについて書かれたものとなっています。
 とりあえず、ロジック的なのはともかくFelicicano Aragonのベースラインがやたらとカッコいいのでそれだけで「買い」ってことで良いんじゃないかという気になりますw
“A Collection of Bass Lines:the Greatest Hits of NG La Banda”
そして、またFeliciano Aragonのやつです。
NG la Bandaでの演奏のベースのコピー譜です。
割と譜面の精度は高いと思います。
収録曲は
 La bruja
 Los Sitios entero
 La Expresiva
 Que viva Changó
 Todo el mundo e'bueno camará
 La protesta de los chivos
 El trágico
 Échale limón
 Santa Palabra
 Hice mi papel
 Picadillo de soya
 Te pongo mal
 Un sueño terrible
というようにNg La Bandaの名曲ばかり。
これを先ほどの教則本を勉強しながらやるとめっちゃ発見があると思います。
Freedom in the Clave: A Rhythmic Approach to Bass Playing (John Benítez Bass Method)
John Benítez著の教則本「Freedm in the Clave」
はっきり言ってベーシストの書く教則本とは思えぬほどマニアックなリズムトレーニングをネチネチと書いている超良書。
クラーベから独立してリズムを刻むということに特化して書かれています。
ベーシスト版のオラシオ・エルナンデスの教則本みたいな感じですかね。
コピー譜もJohn Benítezがのかっこいい演奏曲が収録されていて良いです。
ラテンのベースラインを…というよりは、クラーベと共にいかに自由に演奏できる土台を作るかということを書いている教則本です。
The John Benitez Bass Method, Vol. 2:
El Sonero del Barrio – A Creative Approach to Salsa
そしてこちらがその続編"A Creative Approach to Salsa "
今度はベースラインについて書かれています。
Tresillo(トレシージョ)、Habanera(ハバネロ)、Guaracha(ワラチャ)、Bolero(ボレロ)といったラテンの根幹となるリズムを元にクラーベを踏まえてトゥンバオをどう発展させるか、またはどう構築していくかということを書いています。
そして、この本の半分くらいはコピー譜でこれまた良曲が多くて楽しいです。

Beyond Salsa Bassシリーズ

Beyond Salsa Bass: The Cuban Timba Revolution
– Latin Bass for Beginners
Beyond Salsa Bass: The Cuban Timba Revolution
– Latin Bass for Beginners 
Beyond Salsa Bass: Salsa, Songo and the Roots of Latin Jazz
Beyond Salsa Bass: The Cuban Timba Revolution
Beyond Salsa Bass: The Cuban Timba Revolution
Kevin Moore著のBeyond Salsa Bassシリーズ。
Vol.6だけ僕は持っています。
Alain Perez著でのTimbaベースの解説で、Alainのアイディアが沢山かかれていて非常に面白い内容です。
とにかくアメリカ在住ミュージシャンから良い評判を聞きます。
ちょっとずつ買い足していこうと思います。
という感じで、この辺りの本を持っている日本人ベーシストとお目にかかったことがないので情報を共有できたらなという感じですw

ラテンベース入門 その24「Danzónのベース その2」

引き続きDanzón(ダンソン)について書いていきたいと思います。

Danzon de Nuevo Ritmo(ダンソン・デ・ヌエボ・リトモ)

前回の記事で書いたDanzón(ダンソン)の曲構成
A.パセオ(Paseo)
B.Fluteによるテーマ演奏
A.パセオ(Paseo)をもう一度演奏
C.Violinによるテーマ演奏
Ending
と記載していましたが、Cのセクションの後にMontuno(モントゥーノ)のセクションが加わってきます。
 
ここはDanzon de Nuevo Ritmo(ダンソン・デ・ヌエボ・リトモ)と呼ばれる後にMambo(マンボ)やCha-Cha-Chá(チャチャチャ)へと発展されるセクションとなります。
このセクションでフルートやヴァイオリン、ピアノがアドリブ演奏をします。

1930年代、Antonio Arcañoのオーケストラのメンバーである、マルチプレイヤーOrestes LópezとベーシストのIsrael“Cachao” Lópezは、Danzón(ダンソン)に新しいセクションを作りました。
このセクションはDanzónde Nuevo Ritmoと呼ばれる新しいスタイルを生み出して、Danzón(ダンソン)に新しい命をもたらしました。
他のセクションとは対照的に、Mamboセクションは、リズミックで多くのシンコペーションを含んだセクションです。
このDanzón(ダンソン)のマンボセクションで使用されるベースラインは後にCha-Cha-Chá(チャチャチャ)の主要なベースラインとなりました。

ということで、このMontuno(モントゥーノ)セクションで弾いていくベースラインについて書いていきます。
Danzónde Nuevo Ritmo(Cha-Cha-Cháの原型)
Danzónde Nuevo RitmoのMontuno(モントゥーノ)セクションで用いられる典型的なベースラインの一つです。
前述の通りCha-Cha-Chá(チャチャチャ)と同型のベースラインとなっています。
後にこのセクションのリズムだけを用いてCha-Cha-Cha(チャチャチャ)が誕生するわけです。

Mambo(マンボ)の誕生

1940年代にはDamaso Peréz Pradoが、Danzón(ダンソン), Son(ソン), そしてアメリカのビックバンドの影響を受けた新しい音楽”Mambo(マンボ)”が誕生しました。
 Mambo(マンボ)は、1950年代にアメリカ特にニューヨークで成功を収めました。
 Mambo(マンボ)は、アップテンポなホーンが主体となるダンスミュージックです。
Danzónde Nuevo Ritmo(Mamboのパターン)
ベーシストはSon(ソン)の基本的なベースラインを用いていましたが音価を短く弾かれています。

Cha-Cha-Chá(チャチャチャ)の誕生

1953年にヴァイオリニストのEnrique JorinがDanzón(ダンソン)を発展させ作り上げたのがCha-Cha-Chá(チャチャチャ)です。
Cha-Cha-Chá(チャチャチャ)はシンコペーションが少ないので、
ダンスもあまり複雑でなくて、踊りやすいダンススタイルとして人気となりました。
以前の記事にたっぷり紹介しているのでそちらも参照してください。
Danzónde Nuevo Ritmo(Cha-Cha-Cháのパターン)
Cha-Cha-Chá(チャチャチャ)の基本的なベースラインはDanzón(ダンソン)のマンボセクションが元になっています。
ですので、そのマンボスタイルと同じように音価を短くして演奏しましょう。
ということで、Danzón(ダンソン)のマンボセクションについて書いてきました。
Danzón(ダンソン)から現代のキューバ音楽の元とMambo(マンボ)やCha-Cha-Chá(チャチャチャ)も派生していできていますので何かと勉強になると思います。

ラテンベース入門 その23「Danzónのベース その1」

また更新ペースが遅くなってしまっていますが、やる気はありますw
ラテンベースについて、書かれている日本語のweb情報でDanzón(ダンソン)については殆どないに等しかったのでこれを書いていこうと思います。
ちなみにCha-Cha-Chá(チャチャチャ)のベースについて言及されているものも弊サイト以外ほぼ見つけられなかったので是非ご参考に〜!

Danzón(ダンソン)って?

ラテン音楽には様々なリズムスタイルがありますが、Danzón(ダンソン)もその一つ。
19世紀後半に発達したキューバ音楽/ダンスの形式で、ヨーロッパの宮廷舞踏や民族舞踏やコントラダンサ(Contradanza)、ダンサ(Danza)などから発展して作られたものです。
歴史的な経緯は詳しく書かれている本とかたくさんあるので省略します。
こちらを読んでみると詳しく書かれています。
ダンソン(danzón)は、ヨーロッパのメロディと
シンキージョ(Cinquillo)、トレシージョ(Tresillo)と称されるアフリカの要素をもったリズムをブレンドしてできあがった音楽です。
シンキージョ(Cinquillo)
トレシージョ(Tresillo)
ダンソン(danzón)はクラーベを元に作られた最初のキューバ音楽のスタイルです。
基本的なパターンはギロ(Guiro)で演奏されます。
2小節パターンでシンキージョ(Cinquillo)に4分音符4つのパターンを加えたバケテオ(Baqueteo)というパターンで構成されています。
バケテオ(Baqueteo)
このバケテオ(Baqueteo)というパターンがギロ(Guiro)とティンバレス(Timbales)で演奏されます。
このスタイルを演奏する際には、チャランガ(Charanga)と言われる楽器編成で演奏されることが一般的です。

チャランガ(Charanga)編成:
リズムセクション(Bass,Timbales,Guiro,弦楽器)
ストリングス(複数のViolinとCello)
フルートで構成される編成です。
1940年代にはこれらに加えて
PianoとCongaが追加された編成となります。

ダンソン(danzón)のベースライン

ダンソン(Danzón) Bass Ex.1
まずこれが伝統的なダンソン(danzón)の基本的なベースパターンです。
前半が2分音符2つ、後半がトレシージョ(Tresillo)のリズムをなぞって演奏されています。
ダンソン(Danzón) Bass Ex.2
パーカッションで刻まれているバケテオ(Baqueteo)のパターンをなぞるような形でもしばし演奏します。
これらのようなパターンを基本に自由に演奏してください。
テーマのメロディに沿ってみたり、カウンターメロディのようなアプローチをとることもしばしあります。
ルートは提示しなければなりませんが、あまりリズムを刻み続けるといようりはチェロのパートを弾いているような感覚が近いかなーと思います。

Danzón(ダンソン)の有名曲とか

ということで、まずはDanzón(ダンソン)の有名曲を聴いて馴染んでみましょう。
この優雅な雰囲気を感じてみてください〜

https://youtu.be/N4HJvRA7Jeg

Pare Cochero
Danzon for My Father
Tres Linda Cubanas

Danzón(ダンソン)の曲構成

Danzón(ダンソン)の曲構成について解説していきたいと思います。

①A.パセオ(Paseo)
Danzón(ダンソン)でのイントロのことをパセオ(Paseo)と称します。
大抵は16小節で構成されています。

②B.Fluteによるテーマ演奏
それから、フルートによってテーマのメロディを演奏します。
Parte de(la)flautaとも称されます。

③A.パセオ(Paseo)をもう一度演奏
再びパセオ(Paseo)を演奏します。

④C.Violinによるテーマ演奏
ヴァイオリンのトリオでテーマのメロディを演奏します。
Parte del violínとも称されます。

⑤Ending
エンディングはいくつかお決まりのパターンがありますのでこれらは次の記事にでも紹介したいと思います。
エンディングにパセオ(Paseo)を再びやったり、パセオ(Paseo)とお決まりのエンディングパターンの組み合わせだったりとが考えられます。

ということで、曲のフォームは
ABAC
or
ABACA
というのがクラシカルな初期Danzón(ダンソン)のフォームとなります。

しかし、後期になるとCセクションの後に
モントゥーノ(Montuno)
のセクションが加わってきます。

ここはDanzon de Nuevo Ritmo(ダンソン・デ・ヌエボ・リトモ)と呼ばれる後にマンボ(Mambo)やCha-Cha-Chá(チャチャチャ)へと発展されるセクションとなります。
このセクションでフルートやヴァイオリン、ピアノがアドリブ演奏をします。
このDanzon de Nuevo Ritmo(ダンソン・デ・ヌエボ・リトモ)については次回の記事で解説していきます。

ラテンベース入門ラテンベース入門その22「トゥンバオの訛りその2」

前回の記事ではトゥンバオを2拍3連との中間点で弾くアプローチについて書いてきましたが、今度は具体的な練習方法について書いていきたいと思います。

メトロノームで練習してみよう

"6/8 Afroと4/4拍子の中間で弾く…"
ということをする為にはまずはこれらの拍子を同時に感じられる必要がある訳です。

ということで、まずはこちらをできるようにしましょう。
クリックを下段の3/4拍子で鳴らします。
そして、これに合わせて上段のように一小節を2つで割ってクラップしてみましょう。
(実質2拍3連なのですが、そうではなくあくまで2つに割っていると感じるのがポイントですw)
記譜している拍子をそれぞれ統一して書くと上記のようになります。
こう書いてくと捉えやすいと思いますが、あくまで最初に紹介した譜面のように違う拍子が同時進行しているんだという感覚を身に着けたいところです。

更に上記ができるようになるとそれぞれの拍子を同時に捉える感覚が強くなると思います。
こちらも記譜している拍子をそれぞれ統一して書いてみました。
これでそれぞれの音符の鳴る位置を確認しつつ、違う拍子がそれぞれ同時進行で進む感覚を身に着けましょう。

2拍3連と2-3クラーベ

ということで、今度はクラーベにあてはめて3連系のリズムをクラップできるようにしていきましょう。
まずは上記のように1拍3連符を刻みながらクラーベを刻めるようにしてみましょう。
例えば…
右手で3連符、左手でクラーベ
右手でクラーベ、左で3連符
としながらやってみましょう。
お次は2拍3連を刻みながら、クラーベを刻めるようにする練習。
これができると6/8拍子と4/4拍子を同時に感じる感覚がだいぶわかってくると思います。
そして、今度は裏の2拍3連とクラーベ。
2拍3連ができていればわりとすんなりできるはずです。
クラーベとの位置関係を考えてからやればわりとすんなりできると思います。
そして、4拍3連とクラーベ。
クラーベとの位置関係が把握しやすいように1拍3連で表記したものも併記しておきます。
4拍3連は6/8拍子でのベースの刻みと同じなのでこれが把握できればかなり6/8拍子と4/4拍子が並走している感覚が掴めたはずです。

という感じで、クラーベと3連系の音符を一緒に刻む練習を紹介してきました。
ここでは2-3ソンクラーべで全て紹介しましたが、
3-2ソンクラーべ、2-3ルンバクラーベ、3-2ルンバクラーベでも同様にできるようにしてみましょう!

この手の練習方法をひたすらに紹介しているのが下記の教則本。
「The John Benítez Bass Method, Vol. 1: Freedom In The Clave: A Rhythmic Approach To Bass Playing」
Kindle版だと書籍の1/3くらいのお値段とお安いのでおすすめです。

実際のトゥンバオで練習してみる

前回の記事で紹介した上記のトゥンバオ。
これらの中間点を弾くということで今までの練習をしてきたわけですね。
まずはクリック or クラーベにあわせてこの2つを交互に弾いてみましょう。

慣れてきたらこれを混ぜて中間点で弾くアプローチを練習してみましょう。
この時にポイントとなるのがそれぞれの4拍目の音です。
次の小節の音をシンコペーションするここは必ずイーブンの4拍目頭と一致させます。
ということで、クリックを4拍目だけ鳴らしてこの練習をしてましょう。

これができてくると訛りをコントロールしつつ、テンポもキープできた安定しつつドライブさせたトゥンバを弾けるようになってくると思います。
ぜひチャレンジしてみてください!