ラテンベース 入門その38「クラーベに左右されないTumbao〜4パターン×4バリエーションに分類 その4 ADP〜Anticipated Double-Ponche」

4パターン×4バリエーション=合計16種類のトゥンバオ。 
いよいよ最後のバリエーション
「Anticipated-Double-Ponche」
について書いていきます。  

Anticipated-Double-Ponche(ADP)

「Anticipated-Doube-Ponche」(または「ADP」)
は前回の記事で紹介した
「Anticipated-Single-Ponche」の4拍目を2音に変化させたものになります。
もしくは、Unanticipated-Double-Poncheの4拍目をタイさせたものとも言えます。
このADPは、4拍目の2音がコンガのトゥンバオのパターンにと完全に一致するので最もフィットしていると言えます。 
そんなこともあり非常に使い勝手が良いバリエーションです。

Tresillo(ADP)

Tresillo(ADP)のパターンは中心的なパターンに用いても、バリエーションとして用いても非常に耳馴染みがよいパターンです。
実際のコード上で演奏するとこのようなトゥンバオになります。 
下記の音源などでこのトゥンバオが聴けます。
“El Paso de mulo” Orquesta Havana Riverside 1:43〜
“Hachero Pa’ un Palo” Sonora Ponceña 3:10〜
“De Noche” Fajardo y Sus Estrellas 2:13〜

Habanera(ADP)

Habanera(ADP)のパターンも中心的なパターンとしても、バリエーションとしてもよく用いられます。
実際のコード上で演奏するとこのようなトゥンバオになります。 
下記の音源などでこのトゥンバオが聴けます。
”No Me Llores Más” Arsenio Rodríguez 1:49〜
“Suena Tu Bongó” Sonora Ponceña 3:15〜
“Llego Mijan” Tito Puente 2:00〜
”Mi tonada” José Fajardo 1:39〜
“Driven to Tears” The Police

Guaracha(ADP)

Guacacha(ADP)のパターンはアレンジの最後の場面で弾かれたり、ソロで弾かれたりすることが多いです。
つまり盛り上げどころで弾くケースが多いですね。
ピアノとユニゾンでこれを弾くと更にエネルギーのあるパターンとなり一部のミュージシャンはこのパターンを"Montado"と称します。
また、1950年代のチャランガで使用される上記のようなパターンもMontadoと呼ばれることもあります。
“Voy Pa’ Pinar Del Rio” Tito Gomez y Orquesta Riverside 2:16〜
“Suena Tu Bongó” Sonora Ponceña 2:45〜
”Fajardo Esta de Bala” Fajardo y Sus Estrellas 1:48〜

Bolero(ADP)

実際のコード上で演奏するとこのようなトゥンバオになります。 
Bolero(ADP)のパターンは、Bolero(UDP)のパターンと同じくなのですが、これが弾かれているパターンはなぜかあまりありません…
Bolero(UDP)は繰り返して弾いていると少し慌ただしいフィールがありますが、このBolero(ADP)はファンキーで自然なフィールに聞こえます。
少し挑戦的な音使いとはなりますが選択肢に入れておいても良いと思います。

下記の音源などでこのトゥンバオが聴けます。
“Los Sitios Acere” Arsenio Rodriguez 2:52〜
“Guao” Perez Prado 2:00〜
ということで、ここまでで
4パターン×4バリエーション=合計16種類のトゥンバオ。
全てを解説してきました。

Tresillo(トレシージョ) 
Habanera(ハバネラ) 
Guracha(ワラチャ)
Bolero(ボレロ)    
の4パターン

Unanticipated-Single-Ponche
Unanticipated-Double-Ponche
Anticipated-Single-Ponche
Anticipated-Double-Ponche
の4バリエーション

次の記事で一覧でまとめてたものを記載しようと思います。
ABEMA