東京倶楽部目黒店で祝日お昼のセッションでした。 Jazz Standardちょっぴり、持ち込みのオリジナル曲、J-POP、Bossa Novaにファンクなどごちゃごちゃとやってました。 久しぶりにお会いする方も多く楽しいセッションでしたー。 次回はベーシストも参加して欲しいところw
月別アーカイブ: 2019年7月
ベースレッスン「メジャースケールの練習色々」
指板(フィンガーボード)を把握するためにも、メジャースケールを練習するのはいいぞーってことで紹介してきました。 でもそれだけではなくて、コードを把握するのにも、楽器の習熟のためにも、他のスケールを覚える基礎にするためにも、耳を鍛えるためにもメジャースケールをしっかりと弾けるようにするのはとっても有用です。 ただ、スケールを上下するだけでも最初はよいのですが色々なやりかたでもっとしっかりと把握できるようにしていきましょう。
ひとまず、ここではKey=in Cでだけ紹介します。 理解ができている人は全keyで弾けるようにしましょう(・∀・) この時譜面に書きだしたりせず、頭&耳で考えながら弾くようにしてくださいね。 in Cでインターバルの動き方だけを把握してそれを元に移調していきます。
1オクターブで上下
前回の記事でも紹介しているので重複しますがとりあえず普通に。 確実に弾けるテンポでクリックに合わせて弾いてみましょう。 音名を歌いながら弾いてみてください。
2オクターブで上下
これも前回の記事で紹介していますが2オクターブでC Majo Scale(メジャースケール)を弾いています。
ハノン(Hanon)
ピアノの教則本のハノンのパターンを4弦ベースの音域に合わせてちょっと短めにしてみました。 規則性を理解して弾きましょう。 これもできる人は12keyでやりましょう。 ピアノの教則本の方でも最後の注釈に「全keyでやれよ!」 って書いてあるんですがやってない人多いですよねw
これも同様にハノン。 12keyでやってください〜。
とりあえず、この記事ではこんなところで。 もう少しMajor Scale(メジャースケール)の練習を紹介していきます。
ベースレッスン「指板の把握 その2」
前回の記事では開放弦を基準として推察しやすいポジションを覚えていく方法を例示してみました。 今回はそれとはちょっと違うアプローチで、鍵盤でいうところの白鍵の音を覚えていくという感じでアプローチしていきたいと思います。
指板上の白鍵の音
とりあえず、上記の音はぱっと把握できるようになりましょう。 鍵盤で言うところの白鍵にあたる音です。 ♯の音は1フレット高い方へ、♭の音は1フレット低い方へずらすだけです。 これを覚えるのはひたすらにCメジャー・スケールを音名を歌いながら練習してみるのが良いと思います。 これでまずは絶対的な音名をまずは覚えてみましょう。 あと上記のフィンガーボード表を見るとわかるのですが、 各弦の5フレット以降の音は、隣の低い(太い)方の弦の開放弦以降の音と同じになっています。 例えば… A弦の開放弦 A 1フレット Bb/A# 2フレット B 3フレットC 4フレット C#/Db 5フレット D というのと同じ並びで D弦の 5フレット A 6フレット Bb/A# 7フレット B 8フレット C 9フレット C#/Db 10フレット D と同じ音なんです。 こう考えると覚える項目がかなり減りますね。
1オクターブで弾く
C Major Scaleっていうのは、いわゆるドレミファソラシドです。 ベースというか、弦楽器っていうのは同じ音が複数のポジションにあるのですがどこからでも弾けるようにしたいところです。 まずは一番低いポジションのCからスタートするこちらから。 3弦の3フレットからスタートするCメジャー・スケールです。
次にこちら。 全く同じ音ですがこれは4弦の8フレットからスタートしています。 よく「どっちで弾いたらいいですか?」 なんて聞かれるのですがどっちでも弾けるようにしてくださいw
2オクターブで弾く
更に拡張してCメジャー・スケールを2オクターブで弾いてみましょう。 これも他にも色々なポジションで弾けるのですがまずはこれを基準に覚えてみましょう。 上に「人」と書いてあるところは人差し指で押さえます。 1フレット1フィンガーで弾いていき、人差し指で弾いたところでポジションを移動させる感じです。
ここまでまずはCメジャー・スケールを単純に上下するということをやってみました。 この順番を入れ替えたり、なんだりというエクササイズをしていくとより一層指板ともメジャー・スケールとかも仲良くなれますのでこの手のエクササイズについては今後も書いていこうかと思います。
各弦1本ずつでメジャー・スケールを弾く
ここまでは同一ポジションまたは、必要に応じてポジションを移動するような形でCメジャー・スケールを弾いてみました。 今度のエクササイズではそれぞれの弦一つずつ最低音からCメジャー・スケールの音をなぞっていく感じです。 こうすると縦の動きで白鍵の音が把握できてくると思います。
という感じで、各弦12フレットまでの白鍵の音を覚えていきましょう〜
ベースレッスン「指板の把握 その1」
これは他の楽器をやっている人からすると信じられないことだと思うのですが… エレキベースやギターをやっている人の中には、自分が何の音を弾いているかわかっていないという人がかなりの割合でいます。 Tab譜という大変に便利なものがあるので、正直市販のスコアを買ってコピーバンドをやるだけだったらもしかしたらわからないでもいいのかもしれません。 でも、今自分で弾いている音がドなのかレなのかわからないっていう状況。 これってちょっと異常ですw リズムに合わせて指定された指板を押さえて音を出す。 「音ゲーかよ?」って思われても仕方がないですね… 逆にどういう時に指板上の音程を把握している必要があるのでしょうか? 1.楽譜を読んで弾くとき 2.コードを見てアドリブで演奏しなければいけないとき どうしてもというのはこの2つくらいかな? オリジナルの曲をやろうと思ったり、自分でベースラインを構築しなければならないという場面ではどうしたって自分の弾いている音程を認識していく必要があるわけですね。 それ以外でも、自分が弾いている音程を把握することで、音楽的な情報量は格段に増えていきます。 他の楽器とのアンサンブル上のコミュニケーションだったり、 アプローチの発展をさせるためにも最低限必要なこととなります。 しっかりと、指板(フィンガーボード)上でどこにどの音があるのかというのを把握していくというのはベースを演奏する上でやっぱり必要不可欠なことと僕は思います。 ということで、ここからは超初心者向けな内容です。 ラテンベースやブラジル音楽ベースの講座はそこそこ経験者を想定していましたがその手の人は読まなくて大丈夫ですw
指板(フィンガーボード)の覚え方
順を追って少しずつ覚えていきましょう。 今回の記事ではまず開放弦から順番にいくつかのポジションを覚えていきましょう。
鍵盤でドレミファソラシドの音程を見てみる
改めてですが、ドレミファソラシドという言い方をポピュラー音楽ではあまり使いません。 アメリカ式にアルファベットで C=ド D=レ E=ミ F=ファ G=ソ A=ラ B=シ となります。 1オクターブまでの間に白鍵、黒鍵あわせて全部で12個の鍵盤があります。 ベースのフィンガーボードは1フレット毎に半音ずつ上がっています。 つまり12フレットで1オクターブとなるわけです。
開放弦
何も押さえない開放弦の音です。 Tab譜上では"0"と表記されます。 太い方の弦からE/A/D/Gとなります。
12フレット上の音程
半音12個で1オクターブですから、12フレット上にあるのが 開放弦が1オクターブ高くなった音程です。 太い方の弦からE/A/D/Gとなり、それぞれ開放弦の1オクターブ上となっています。
5フレット上の音程
5フレットの音程は、1つ高い(細い)方の弦の開放弦と同じ音程になります。 太い(低い)方から A/D/G/Cとなります。 一番高い(細い)弦はこれだと判別できないので新しく1弦(G弦)はCだと新しく覚えましょう! もう一つこれと絡めて覚えたい位置関係。 同じフレットでは、1つ高い(細い)方の弦との間にはプラス5フレット分の音程差があるということです。 ということで、高い(細い)方の弦からマイナス5フレットすると同じ音程が発見できます。 逆に低い(太い)方の弦へプラス5フレットしても同じ音程が発見できます。
10フレット上の音程
先程の位置関係を元に探ると5フレットの音にプラス5フレットした10フレットの音程がわかります。 「3弦の5フレットのDの音」+「5フレット」で「隣の低い弦」=「4弦の10FもDの音」 となります。 同様に探っていくと… 太い(低い)方から D/G/C/F となります。 一番高い(細い)弦はこれだと判別できないので新しく 1弦(G弦)の12フレットはF と新しく覚えましょう!
7フレット上の音程
7フレット上には1つ低い(太い)弦の開放弦のオクターブ上の音程があります。 低い(太い)弦から B/E/A/D となります。 4弦(E弦)の7フレットはB と新しく覚えましょう。
オクターブの位置関係
フィンガーボード上の位置関係で音程を把握してみましょう。 2つ高い(細い)弦の2F上に1オクターブ上の同じ音程があります。
3フレット上の音程
先程のオクターブの法則から 4弦の3フレット=G 3弦の3フレット=C というのが把握できます。 新しく 2弦の3フレット=F 1弦の3フレット=A#/Bb を覚えましょう。 A#/Bbは同じ音なのですが違う言い方をそれぞれにされます。 これを「異名同音」といいます。
ということで、ここでひとまず記事を終えます。 まずはポジションマークから推察しやすいこれらのポジションを目安として覚えていきましょう。 しばらくこういった記事を書いていきたいと思います。
レッスン内容色々
ちょっと熱心にラテンやブラジル音楽のベースの記事を書いてしまったせいなのでしょう。 レッスンのお問い合わせ時に 「ラテンはちょっとあまり聞いたことがないのですが違うジャンルのものでも大丈夫でしょうか…?」 的なご連絡を頂くことが増えました(笑) 勿論、ラテン以外大歓迎。 むしろ、そういうのしか教えておりません。 (ラテン習いたいって方がいらっしゃれば勿論承りますけどw) これはちょっとヤバいな… ということで、一般的な生徒さんたちにレクチャーしている内容も少し書いていこうかと思います。 基本的にどんなことをやっているかというと 完全な初心者の場合には曲をある程度やっていくことを課題としていますが、 中級者以上の方の場合にはその手のものはご自身でやっていくようにして、 下記のようなものを習得するためのエクササイズを重点的にやっています。 ・フィンガーボードの把握 (絶対的な音程の把握、インターバルの把握) ・メジャー/マイナースケール3種類/その他 ・コードトーンの把握 ・各種リズムトレーニング ・各ジャンルの代表的なスタイル ・初見演奏(コード譜での初見、音符共に) ・アドリブ(ベースライン、ソロ) 勿論、ご要望があれば個別にそれらに対応致しますが何もなければこれらを僕から提示してやっています。 今後、これも遅々とした更新になると思いますがどんなレッスンをしているか少しずつ紹介してみたいと思います。 ラテン、ブラジリアンに続きベース一般の教則Blogというように風呂敷を広げてしまいなかなかに更新が追いつくのかというところではありますけれども…。 新しく会った非ラテンミュージシャンにBlog見てましたなんて言われることが増えていましてちょっとやる気が出ていますwww 下記のページで随時記事を追加していこうと思っています。
僕がもう少しイケメンイケボだったらYouTuber的なことをやろうかなーとも思うところなのですが。 このスタイルが僕には合っているのかなーと思います。
2019/7/7 「Takashi Nanakazto Presents Latin Jazz Jam Night Vol.2」
2回目の開催となった中里さんのLatin Sessionでした。 普通はジャズのフォーマットにどうしても寄せてしまうことが多いのですが、中里さんのセッションではしっかりラテンのセッションになっています。 それでも、誰でも参加しやすいのは中里さんが演奏中にも上手く参加者たちに細々と指示をしているからでしょう〜。 今回も色々な方が参加してくれて楽しいセッションとなりました。 次回は9月となりそうです。
そして、この日は実は昼間も同じ場所でやっていました。 中里さんのパーカッションスクールの生徒さんたちの練習会。 恒例なのかな? 大鍋で作ったパエリア。 今回はイカスミパエリアでした。 めちゃくちゃ美味かった〜! 一日中トゥンバオを弾き続けたので流石に疲れましたwwww まあ、楽しかったですが〜。 次回はセッションにはベーシスト来てくれないかなw
ブラジル音楽のベース入門 その5「サンバ的なリズムのアクセントを意識しよう」
なかなか更新のペースが遅くなってきてしまいましたが、 そろそろ夏本番ですのでラテンやブラジル音楽の需要も高まってくると思いますのでもう少しペースを上げていきたいところですね。 ということで、引き続きサンバのベースについて解説していきたいと思います。
タンボリン(Tamborim)のパターン
ベースラインの元となるスルドが一番低い音の打楽器となりますが、タンボリン(Tamborim)は一番高いピッチでアクセントを示すような役割になっています。 サンバのキモとなるアクセントを意識しながらベースラインを弾けるとよりサンバらしい演奏となります。
ということで、タンボリン(Tamborim)のパターンを感じながらベースラインを弾けるようにしましょう。 上記の譜面のように 「テクテク/テテクテ/クテクテ/クテレク」 と口にしながらベースラインを弾いてみましょう。 ぐっとリズムに躍動感が出てくるはずです。
“Garfinho(ゴルフィーニョ)”
音符の並んだ見た目がフォーク(食器のね)のようなので、 ポルトガル語でフォークを意味する ”Garfinho(ゴルフィーニョ)” と称されるようです。 これもタンボリンで演奏されるパターンの一つとなります。 この音型でサンバのメロディは構成される事が多いです。 ということで、ベースラインにもこの音型を用いたりしますし、 フィルインなどでももちろんこの音型を活用します。 この音型が自然とでてくるように慣れましょう。 ということで、これを使ってスケール練習とかをしてみるといいかもしれません。
例えばですが… Gメジャー・スケールを2オクターブをこのリズムにあてはめて弾いてみましょう。 他のスケールや、他のインターバルとかで通常のスケールエクササイズ的なものもこれにあてはめてやってみるといいと思います。
このGarfinho(ゴルフィーニ)の音型を少し削ったり、つなげたりするとよりサンバらしいバリエーションが増えていきます。
上記のリズム譜はGarfinho(ゴルフィーニ)の音型を少し削ったり、つなげたりしたものの一例です。 これらのリズムを使って同様にスケールやアルペジオを弾いてみてこのリズムに慣れていきましょう。
Garfinho(ゴルフィーニ)と3連符
上記の動画が非常にわかりやすく解説してくれているのですが、 タンボリンでGarfinho(ゴルフィーニ)の音型を3連符に近づけて叩いてみています。 サンバではイーブンの16分音符と3連符の中間のタイミングで音を刻んでいます。
上記2つそれぞれの中間地点の気持ち良いポイントを探ってみてください。 これがいわゆるサンバの訛りと言える部分の一つです。 演奏が盛り上がって熱くなると段々3連符に近づいていくようなイメージです。 逆に言うとクールに演奏したり、さほど熱くない場面ではイーブンに近づいていくわけです。 例えば、サンバのバリエーションであるBossa Nova(ボサノヴァ)はクールさが信条ですのでイーブンに近い感じで刻みます。
サンバのベースを弾く上で大切なスルドとの関係性を前回では触れてきましたが、今回はサンバの重要なアクセントとなるタンボリンとの関係性について解説してきました。 これらがベースラインとリンクしてくるとより強力なサンバベースが刻めるようになってくると思います!
7/2 “Latin Jazz Live Kirorin BIRTHDAY Presents”@四谷三丁目Live Unten45
"Latin Jazz Live Kirorin Birhthday Presents"でした! お越し頂いた皆様、メンバー、Unten45さんなどなど本当にありがとうございました〜 Birthday Liveとかキャラじゃないなと思いつつも日程直近だし言わないのもなんだなと思って自作自演感満載でお届けしましたw メンバーはここ数年色々と一緒にやらせてもらっている面々と。 でもこの組み合わせは初。 意外にも杏子ちゃんと満ちゃんは初対面だったらしい。 今回はラテン・ジャズなやつと、ブラジル物を混合スタイルでやってみました。 なかなかこれらを両方やろうとチャレンジしても、なかなか難儀するのですが(特に打楽器奏者がね…)安心のミチルリンでした。 今後もこのスタイルで色々と挑戦してみたいものです。
そして、バースデイライブらしくケーキを。 セルフで準備というロシア式です。 あんまり知らんけど、ロシアでは誕生日を迎えた本人が友達や家族に誕生日ケーキを自腹で振る舞うらしいです。 ということで、ロシア流に僕がケーキをお越しのみなさまに振る舞いました。 ケーキは色々ご協力もありなかなかの力作ショートケーキだったのですがね。 いやはや、人数分にカットするのが非常に難儀しまして… 来年やるならこのあたり改めなければw とりあえず、皆様にお気遣い頂きまして大変に楽しいライブとさせていただくことができました! また今後もこれを糧に色々と企画していければと思います〜。