オルタネイトピッキングの練習〜どっちの指から弾き始めるか問題

2フィンガー/人差し指 or中指
どっちの指から弾くべきか

レッスン中に頻繁に質問がある項目なのですが、
2フィンガーでのピッキングにおいて
「人差し指と中指どちらから弾き始めるべきなのか?」
という問題。
自分自身の演奏を見つめ直してみたり、人のフォームを観察した結果を申します。

中指スタートの人が多いけどどっちからでもOK
でも、人それぞれにスタートしやすい指があるはずなのでやりやすい指からでOK。

ということになります。
人差し指からスタートする方がやりやすいという人はそうして下さって大丈夫です。
そして、フレーズによってもどっちからスタートした方がいいかとか変わってくると思います。
大切なのはどちらからスタートした方がよいのか、自分がどういう指順で演奏しているかというのを認識することです。

2フィンガーのピッキングに特化したエクササイズの中では、人差し指と中指を交互にピッキングしていくオルタネイトピッキングを守って弾くことです。
僕のレッスンでやっているピッキングの練習フレーズを実例を交えて解説したいと思います。

2フィンガー/オルタネイト・ピッキングの練習

Ex.1
Ex.1です。
E弦の3フレットGの音を軸にして、一音ずつA弦→E弦、D弦→E弦と交互にピッキングしていきます。
オルタネイトピッキングを守って演奏しましょう。
やりやすい指からのスタートだけではなく、普段と逆の指からスタートして弾くこともやってみましょう。
思った以上にやりにくいはずです!
これも練習でやる習慣を付けておくとかなりピッキング技術が向上します。
Ex.2
Ex.2です。
今度は一つの弦を2音ずつ弾いていきます。
結果的に必ず表拍はスタートした指で弾いているということを意識しながら練習してみて下さい。
Ex.1も同様ですがオルタネイトでそれぞれピッキングできているかを確実に意識して処理できるテンポで練習してみて下さい。
ピッキングの精度が確実に上がってきます。
Ex.3
Ex.3です。
グッと難易度が上がります。
3連符でのフレーズなので、1拍ごとに表拍をピッキングする指が変わっていくことになります。
特にA弦→E弦と隣接した弦でを下降してピッキングする際にレイキングしないように注意して、確実にオルタネイトピッキングで練習しましょう。
Ex.4
Ex.4はEx.3のバリエーション的な感じです。
E弦とA弦、E弦とD弦をそれぞれ交互にピッキングします。
ただし、フレーズが3連符で3つずつのかたまりになっているので表拍の指がこれも拍ごとに入れ替わっていくことになります。
難易度なかなか高いと思います。
そして、Ex.3もEx.4もスタートの指を人差し指、中指それぞれでやってみましょう。
Ex.5
Ex.5です。
こちらは再び偶数フレーズなので、表拍はスタートした指で弾くことになります。
A弦→E弦/D弦→E弦とピッキングする時にレイキングで弾かないように注意しましょう。
オルタネイトピッキングをキープして練習して下さい。
同様にスタートの指を人差し指、中指それぞれでやってみましょう。
Ex.6
Ex.6です。
Ex.5とピッキングする弦の順番が入れ替わっている形になりますが、
同様にA弦→E弦/D弦→E弦とピッキングする時にレイキングで弾かないように注意しましょう。
オルタネイトピッキングをキープして練習して下さい。
同様にスタートの指を人差し指、中指それぞれでやってみましょう。
Ex.7です。
こちらも難易度やや高いです。
確実にできるテンポでオルタネイトピッキングをキープして練習してみて下さい。
同様にスタートの指を人差し指、中指それぞれでやってみましょう。
Ex.7

ということで、2フィンガーにおけるピッキングに関する記事となりました。
実際のフレージングの中では
オルタネイトピッキングで弾くべきか?
レイキングで弾くべきか?
というのは、フレーズや出したい音色によって変わってくると思います。
ピッキングをしっかりと意識下でコントロールして弾けるようにしましょう!
ABEMA

「オルタネイトピッキングの練習〜どっちの指から弾き始めるか問題」への1件のフィードバック

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください